校長室だより

校長日誌

週末の部活動大会(関東予選・演劇祭)

25日(土)に続き、4月26日(日)はバスケットボール部の応援と演劇部の公演に出かけました。いずれも生徒の活躍が素晴らしかったです。

【バスケットボール部】

今回は、本校を会場にして、大会が行われました。

バスケ部は、冬の間、5人に満たない人数でしたが、北本高校や鴻巣高校などと合同練習をすることで、研鑽を積んできました。今回も人数の関係で、北本高校との合同チームでの出場となりました。

対戦相手は県大会でも上位を狙えるシード校の熊谷西高校でした。結果は敗退となりましたが、随所に、自分たちの持ち味を出すことができ、自分たち自身で成長を感じられたと思います。次の試合、冬の間練習を積んできた成果がさらに発揮できるよう頑張ってください。

余談ですが、バスケットボール部の生徒は、入学式の日、体育館が会場になったこともあり、コートでの練習ができませんでした。この日は入学式準備を手伝ってくれていて、スポーツ用品の業者の人が、会場の新入生それぞれの椅子の上に注文となった物品を置いていたところ、「手伝わせてください」と率先して行動していました。業者の人も助かったと思います。部活動を通じて、こうした優しさや思いやりが育っていると感じました。

【演劇部】

観劇を趣味の1つとしている私は、毎回、演劇部の公演を楽しみにしています。今回の作品は、生徒自らの脚本で、演技もあっぱれの出来栄えでした。

よくぞここまで、セリフを詰め込めたものだ。役者たちの表現力も、昨年秋の公演から大幅に向上しています。大道具・小道具、照明・音響ともにマッチしていました。土台となった脚本も想像力を膨らませ面白い出来に仕上がっており、生徒の能力の高さに感心しました。どこに出しても評価してもらえる作品と演技です。中身については、顧問から後程報告があります。そちらもご覧ください。

秋のコンクールは、昨年のタイムオーバーのリベンジです。期待しています。

 

 

 

週末の部活動大会(関東予選)

高校生の部活動は、そのチームを長期に渡って見ていると、技術や精神力の成長がわかり、面白いものです。プロの試合とは違って、若さ・初々しさ、練習にかけてきた思いが伝わってきて、私は毎年、観戦を楽しみにしています。

本校でも、冬の間、地道に活動を行い、各部とも技術やチーム力の向上を図ってきました。その成果が試されるのが、ゴールデンウィーク前から始まる関東大会予選です。4月25日(土)はソフトボール部とバレーボール部の試合を応援に行ってきました。

【ソフトボール部】

昨年度県大会まで勝ち上がった主力の選手がごっそり卒業し、冬の間は、9人に満たない人数で練習を続けてきました。しかし、新入生の加入と3年生部員の友だちの参加により、単独チームを組むことができました。仲間を思って出場表明してくれた人たちに感謝です。

試合は、桶川高校との初戦、1回表のツーアウト満塁のチャンスを生かし、走者一掃となるプレーで3点先取。守っては、2回までランナーを一人も出さず、鴻巣女子高校にとって、調子の良い出だしでした。しかし、その後、逆転され、敗退となりました。

県大会をかけた敗者復活戦でも、残念ながら初戦敗退となりました。しかし、3年生最後の大会、インターハイ予選に向けて、収穫となった内容もありました。次の試合を期待します。

【バレーボール部】

 バレーボール部も冬の間、6人というぎりぎりの人数で練習を積んできました。今回、1年生の部員も入りましたが、今回は、この6人で試合に挑みました。

試合結果は、秩父高校を相手に、残念ながら敗退となりました。しかし、新人戦では、見ることが少なかった粘り強さが随所に出ていました。相手の攻撃を拾って、拾って、拾いまくっていました。粘り続けることで、逆に鴻巣女子の得点にもつなげていました。

相手のオフェンス力が上回っていたので、結果にはつなげることはできませんでしたが、選手の技術が向上し、上手になっていることがよく分かった試合でした。次のインターハイ予選では、練習の成果を発揮し、勝利につなげて欲しいものです。

 

 

 

 

フラワーロード植栽ボランティア

4月18日(土)、鴻巣市主催の「こうのすフラワーロード創出に伴う花の植栽」ボランティアに本校普通科の3年生が参加しました。鴻巣市とは様々な場面で連携させていただいています。今回もその一つです。

本校の生徒たちが担当したのは、ハンギングバスケットづくりでした。赤・白・ピンクのベコニアとコリウスをバスケットの中に寄せ植えしました。作り終えた生徒に感想等を聞いたところ、「いろいろな経験をしたかったので、このボランティアに申し込んだ。」「ハンギングバスケットのような植栽は初めてだったので、楽しかった。」と話してくれました。

3年生になり、心も成長しているようで、頼もしい存在になってきました。

  

新入生への部活動勧誘

4月は新入生を迎え、学校に活気があふれる季節。生徒たちの青春を彩ることになる部活動の勧誘が、2・3年生から熱心に行われました。

入学式の日には、新入部員を求める先輩たちが、正門を入り入学式会場に向かう1年生にチラシを配っていました。「部員が少ないので、勧誘頑張ります。」と話してくれました。 

「白梅の集い」と称される部活動オリエンテーションも13日(月)に行われました。各部の部員たちが趣向を凝らした発表で、私たちを楽しませてくれました。

また、1年生のフロアには、各部の勧誘ポスターが貼られています。女子高校らしく、タッチの柔らかい絵が多いです。部活動の入部締切りは20日(月)までです。生徒たちは何部を選んでいるのでしょうか。充実した高校生活になるように頑張ってください。

 

正門の掲示板

正門の掲示板に、毎月季節に合わせたテーマで、子どもたちに喜んでもらえるような内容で、壁面の製作物が掲示されます。作品は保育科1年生によるものです(今月に限り、現在の2年生が1年生のときに製作)。

4月は新入生が入学する季節ですので、写真のような作品となりました。毎回愛らしい作品を掲示していますので、お楽しみにしてください。

 

入学式

春風駘蕩という言葉が正に相応しい好天に恵まれた本日、本校の入学式を挙行することができました。新入生たちは今、どんな高校生活になるか期待と不安が混ざっていることでしょうが、本校での高校生活で様々な経験をし、凛とした生徒に成長していくことを願います。新入生の皆さんの今後の活躍を期待しています。 

 【入学式式辞】

桜が爛漫と咲き誇り、春の訪れを華やかに告げたかと思えば、早くも若葉が芽吹き始めました。自然の営みは、私たちに新たな始まりの息吹と、未来へ向かう躍動を感じさせてくれます。

 本日は、この佳き日に、PTA会長様をはじめ、保護者の皆様方のご臨席を賜り、「埼玉県立鴻巣女子高等学校 第61回入学式」を挙行できますことを、大変光栄に存じます。

 ただ今、入学を許可した119名の新入生の皆さん、ご入学、誠におめでとうございます。皆さんを本校の新たな仲間に迎え入れることができましたことを、教職員一同、心から嬉しく思っております。これから始まる高校生活が、皆さん一人ひとりにとって、かけがえのない3年間になることを願ってやみません。

 また、保護者の皆様におかれましても、お子様のご入学、誠におめでとうございます。責任と誇りを持って、お子様の健やかな成長と将来の夢の実現に向けて、全力で支援してまいります。

 本校は、創立60年を超える歴史と伝統を有し、「自立した女性の育成」「社会に貢献できる人材の育成」を目指す学校像として掲げております。校歌に歌われている「明るく清く」、「正しく強く」の精神のもと、13,000人を超える卒業生が、社会の様々な分野で活躍しています。皆さんには、このような伝統を継承しつつ、「新しい時代に相応しい鴻巣女子高校を、自らの手で築き上げる」という気概を持って欲しいと願っています。

さて、入学にあたり、皆さんにお伝えしたいことを、二つお話しさせていただきます。

 一つ目は、「自ら学び、考え続ける姿勢を大切にして欲しい」ということです。

 これからの社会は、正解が一つに限らない時代であり、与えられた知識を受け取るだけではなく、どう活用するかが大切です。日頃から疑問を持ち、深く考え、判断して行動する力が求められます。本校の生徒は、純粋で感受性が強く、真面目に物事に取り組むという強みを持っています。その良さを大切にしながら、「なぜだろう」「より良くするにはどうしたらよいか」と考え続けることを忘れないでください。学びは、単に知識を増やすことに留まらず、自分自身の可能性を広げていく営みです。好奇心、そして、探究心を持ち、若い柔軟な発想と、失敗を恐れない挑戦し続ける姿勢を加えることで、未来は大きく切り拓かれていくことでしょう。

 二つ目は、「仲間と高め合う関係を築いて欲しい」ということです。

 高校生活においては、授業・学校行事・部活動など、様々な場面で喜びや達成感を味わうと同時に、思い通りにいかず、壁にぶつかることもあるでしょう。しかし、そのような時、皆さんを支え、再び前へと歩みだす力を与えてくれるのは、時間と空間を共有する仲間の存在です。縁あって本校に集ったこの出会いは、偶然ではなく、かけがえのないものです。互いの違いを認め、新しい価値観を生み出し、切磋琢磨し合い、共に成長していってください。その積み重ねが、皆さんの高校生活を彩り、さらには、人生をより豊かなものにしていくはずです。

 今、皆さんは、期待に胸を膨らませる一方で、新しい環境に不安を感じていることでしょう。しかし、その不安を乗り越えれば、その先には、皆さん自身の成長があり、未来に生きる力が生まれます。将来の夢の実現に向けて、自分らしさを失わず歩んで行ってください。

 結びに、新入生の皆さん一人ひとりが、本校での生活を心から楽しみ、自分らしく充実した日々を送られることを祈念し、式辞といたします。

 

令和8年4月8日

埼玉県立鴻巣女子高等学校長 秋元 俊一

新学期スタート(始業式)

 【年度当初の挨拶】

昨年度に続き、校長として勤務いたします。子どもたちの成長のために、誠心誠意努力してまりますので、今年度もよろしくお願い申し上げます。

また、保護者の皆様、学校関係者の皆様、本校に対するご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

今日は、新クラス発表、学年の先生の紹介等があり、歓声を上げる生徒の声で、賑やかな1日となりました。生徒の声が響き渡る学校は何よりです。今年度1年が、生徒にとって素晴らしい1年になるよう願ってやみません。

【始業式:校長講話】

2年生、3年生として新たな立場を迎えた皆さんは、今、どのような思いでいるでしょうか。私は、新しい出会いに心が弾むとともに、この一年がどのような一年になるのか、ワクワクしています。皆さんと一緒に、地域から親しまれ、生徒が躍動する鴻巣女子高校を築いていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、今日は、先ほどの人事異動の際に話した、昨年度まで、本校で勤務されていた、〇〇さんのことをお話しします。

 〇〇さんは、40年以上にわたり県の職員として勤め上げ、この春、新たな人生を踏み出しました。それは、保育士として保育園で働く道です。

 実は、〇〇さんは普通科の高校を卒業して、保育学科のある学校に進学し、保育士の資格を取得していました。しかし、当時は、お世話になった方との縁もあり、県の職員の道を選んだそうです。その後、長年にわたり誠実に職務を果たし、充実した日々を送ってこられました。しかし、それでも心のどこかに、「いつか保育の仕事に携わりたい」という思いを持ち続けていたようです。そして、「一度しかない人生だからこそ、今、踏み出そう。」と決意し、新しい一歩を歩みだしました。新しいステージでは、心おきなく、保育士として活躍して欲しいと願っています。

 さて、この話から、新たなスタートを迎える皆さんに、伝えたいことがあります。

人生は、どこでどう変わるかわかりません。そして、そのときに支えになるのは、「これまで自分が積み重ねてきた経験である」ということです。だからこそ、今この瞬間に向き合う一つ一つの経験を、決して軽くは考えない。目の前のことに全力で取り組むことが、やがて自分の未来を支える力になります。

 そしてもう一つ。「やってみたい」と思ったことに対して、一歩を踏み出す勇気を持ってほしいということです。

2年生の皆さんは、先輩となり、1年生の見本となります。3年生の皆さんは、学校の中心を担う存在になるとともに、それぞれの希望進路の実現に向けて、大切な一年になります。新しい役割や責任に戸惑うこともあるでしょう。しかし、それこそが皆さんを成長させる機会です。「これは難しそうだから」と避けるのではなく、挑戦することを選んで、積極的にトライしていってください。その一歩一歩が、将来の自分を支える確かな力になります。

 うまくいかないことがあっても、皆さんの周りには支えてくれる仲間や先生方がいます。「チーム鴻女」で支え合いながら、この一年を充実したものにしていきましょう。 

この一年が、皆さん一人一人にとって、大きく成長する一年になることを期待しています。

こうのとりSDGsフェスティバルに参加

3月下旬に、鴻巣市のイベント「こうのとりSDGsフェスティバル」が「クレアこうのす」で開催されました、本校は、鴻巣市のこども応援課と連携し、体験コーナーで地域のこともたちにおもちゃ作りで楽しんでもらいました。担当したのは、3月に卒業したばかりの卒業生です。全員、保育士の卵です。ボランティア参加で活躍してくれました。

出展内容は、SDSsワークショップ(おもちゃ作り)と子ども食堂取組紹介です。私も「カタカタたこ」と呼ばれる写真のようなおもちゃを教えてもらって作りました。ひもを引っ張るとタコがカタカタ動き出します。

保育科では、子どもたちに楽しんでもらえるいろいろなおもちゃつくりを学ぶことができます。関心のある人は文化祭や専門学科体験等、遊びに来てください。

修了式

【1年間のお礼】

3月24日(火)、修了式を行い、1年間の行事が終了しました。

本校にご支援ご協力をしてくださった皆さん。本当にありがとうございました。

先日の卒業証書授与式では、成長した卒業生たちを送り出すことができました。そして今日。1・2年生の様子を見ていると、話を聞く姿勢がとても立派でした。本校生徒たちが鴻巣女子高校での生活の中で、しっかりと成長していることがうかがえました。来年度、本校の中心となって活躍し、頼もしい姿を見せて欲しいものです。

【修了式 校長講話】

おはようございます。今日で3学期が終了します。この1年間を振り返ってみて、皆さんはどう感じているでしょうか。

先日行われた球技大会をはじめ、学校行事や日々の学習の場面で、皆さんが一生懸命に取り組む姿をたくさん見ることができました。私は、そんな皆さんと、この1年をともに過ごすことができたことを、とても幸せに思っています。純朴で、温かい心を持った皆さんに、心から感謝しています。

さて、今日は、先日、目にしたニュースを基に、考えたことを話します。国内のIT企業の採用試験で、生成AIで他人になりすまし、オンライン面接を受けていたというニュースでした。インターネット上に公開されていた顔写真や履歴書を悪用したとみられるということです。担当者が不審に思って調べたところ、なりすましであることが分かったそうですが、生成AIの悪用がここまで進んでいるのかと、正直驚かされました。

インターネットの世界では、フェイク動画や加工画像、偽情報等が拡散され、社会問題になることがあります。インターネット上の情報は、必ずしもすべてが正しいとは限りません。私たちは、その情報が本当に正しいのかどうかを確かめること、そして、確かめられない情報を安易に広めないことが大切になります。

そのために必要となるのが、自分の頭で考え、判断する力です。こうした力は、AIが発達した現代に限らず、いつの時代においても大切なものです。

私は、高校生の皆さんに、楽をしてその場を乗り切るのではなく、自分自身でしっかりと考えて、知識や教養を積み重ねていって欲しいと、常々思っています。学ぶことから、時には、逃げたくなることもあるかもしれません。しかし、知識は決して邪魔になるものではありません。ある時、それまでバラバラだった知識が繋がり、点から線になる瞬間があります。その時、物事が急に面白く感じられることがあります。そのためにも、日頃から様々なことに関心をもち、難しいことや考えることから逃げないで欲しいと思います。

先日、私はある自然公園に出かけました。そこに、こんなメッセージが書かれていました。

「公園内には豊かな自然が息づいています。これらの自然は様々なことを語りかけてきます。しかし、自然についての知識がなければ私たちはその一部分しか理解できません。」と。

確かに、自然も、ただ眺めているだけでは気づかないことがたくさんあります。植物や生き物についての知識があると、それまで見えなかったものが見えるようになり、自然の面白さが何倍にも広がります。勉強も同じです。「授業がわかる」「問題が解ける」というのは、とても楽しいものです。

知識を身に付け、自分の頭で考える力を育てていくことで、皆さんの世界はきっと大きく広がっていくことでしょう。是非、学ぶことを楽しんでください。

さて、4月からは新年度が始まります。1年生は2年生へ、2年生は最上級生となり、それぞれ進路を考える大切な時期に入ります。春休みは、心と体をしっかり休めながら、新しい年度への準備をする時間にしてください。皆さんが少しずつ自信をつけて、成長していく姿を見ることは、私にとって何よりの喜びです。

1年間ありがとうございました。新学期に、また、元気な笑顔で会いましょう。

卒業証書授与式

3月12日(木)、一歩一歩春が近づいていることを感じさせる柔らかい日差しの中、卒業証書授与式が行われました。厳粛で涙をそそられた感動的な式と、友だちや先生と話をする生徒の笑顔が何より印象的でした。生徒がいなくなって、ぽっかりと空いた教室を覗くと、黒板には、たくさんのメッセージが寄せられていました。「3年間ありがとう」「楽しい高校生活だったよ。」などのメッセージが、所狭く書かれていました。卒業生の未来が、光り輝くものになりますように。

 

【校長式辞】 

朝昼の寒暖の差の中に、日ごと春の訪れを感じる季節となりました。今日の佳き日、ご来賓であるPTA会長様、教育後援会長様をはじめ、保護者の皆様、在校生とともに、かくも盛大に第61回卒業証書授与式を挙行できますことを、本校を代表して心より御礼申し上げます。

 ただいま卒業証書を授与いたしました鴻巣女子高校、61期の卒業となる138名の皆さん。ご卒業おめでとうございます。皆さんがこの3年間、重ねてきた努力と成長に、心から敬意を表し、心よりお祝い申し上げます。

 また、保護者の皆様におかれましても、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。高校生活は人生で最も多感であり、一方で、精神的に大きく成長する時期でもあります。そうしたお子様の心の悩みや葛藤を最も近くで支え、見守ってこられたからこそ、立派になったお子様の姿を見て、熱い思いに溢れているのではないでしょうか。これまでの深いご支援とご尽力に、心から敬意と感謝を申し上げます。

 本校は、昭和41年の開校以来、60年の歴史を重ね、卒業生は、皆さんを含めて、13,000人を超えています。学科ごとに見ると、保育科は2,348人、家政科学科は前身の家政科を含め2,419人、普通科は8,809人が卒業しており、多くの先輩が地域や様々な分野で活躍しています。

 皆さんはこの3年間、先輩から受け継いだ伝統を大切にしながら、自分らしく学校生活を過ごしてきました。そして、先輩と後輩がつながる「縦の糸」と、仲間同士が支え合う「横の糸」を織り重ね、鴻巣女子高校らしい美しい布を織り上げてくれました。

 3年生では、文化祭で、猛暑の中、準備に励み、「ファッションショー」や「こどものくに」を見事に作り上げました。体育祭では、ソーラン節が大きな感動を呼びました。計画段階では、伝統が続けられるか心配される場面もありましたが、「やろう」と決めてからの皆さんの努力は見事で、当日の演技は圧巻でした。その姿は、仲間と力を合わせて何かを創り上げることの尊さを、私たちに教えてくれました。

 さて、これから皆さんは、それぞれの道へと進んでいくことになります。

 世界に目を向けると、国家間では衝突があり、力で相手を抑えようとし、人々の命や暮らしが脅かされる現実があります。現代社会では、価値観や文化の異なる多くの人々が、共に生きています。考え方が異なるのは当然のことです。しかし、そうした社会の中で、大切なのは、異質な相手を排除することではなく、互いを理解し、尊重する心です。

 皆さんは本校での学校行事や部活動、日々の学びを通して、仲間と向き合い、考えを伝え合い、時にはぶつかり合って、一緒になって何かを創り上げてきました。その経験をもとに、コミュニケーションの力を培ってきました。この能力は、これからの人生において大きな支えとなることでしょう。

 今後も、相手と対話を続けて、自分とは異なる考え方を知る。さらには、学び続けることで、自分自身の考えを化学変化させ、新しい価値観を身に付けていって欲しいと願っています。

 とは言え、これからの人生で、前向きに進んでいったとしても、思い通りにいかないこともあるはずです。滅入ってしまうこともあるでしょう。しかし、「やらなかったことを後悔するより、やったことを後悔する方がいい。」 失敗を恐れて挑戦しないことよりも、挑戦した経験こそが人を成長させます。どんなに社会で成功している人も、挫折や迷いを経験しながら、自分の道を切り拓いてきているものです。

 どうか自分を信じ、諦めずに歩み続けてください。

 小説「赤毛のアン」の中で、主人公のアンはこのように語っています。

「私は曲がり角のある道が大好きだ。次の角を曲がったら、一体どんな景色なのか、どんな人と出会い、どんな出来事が待っているのか、わくわくする。」と。

 人生はまっすぐな一本道ではありません。遠回りをしたり、立ち止まったりすることもあります。しかし、曲がり角の先には、新しい出会いや発見が待っています。人生は予想できないからこそ面白く、経験を重ねることことで、豊かなものになっていきます。

 4月から、皆さんはそれぞれの新しい航海へと旅立ちます。時には荒波に出会い、進む方向に迷うこともあるでしょう。そんな時は、慌てず、自分のペースで歩んでください。支えてくれる家族や仲間を頼ることも大切です。そして最後は、自分自身の心に問い、自分で答えを見つけてください。

 結びに、卒業生の皆さん一人ひとりの未来が、自分らしい希望に満ちた輝かしいものとなることを心から祈念し、式辞といたします。

 令和8年3月12日

                 埼玉県立鴻巣女子高等学校長 秋元 俊一

源平咲きの梅

学校敷地内を歩くと源平咲き(1本の木に紅白の花が咲くこと)の梅を観ることができます。昭和63年度卒業生による記念樹です。38年たった今も美しく花を咲かせています。

ところで、なぜ紅白の花を咲かせるのか。調べてみたところ、鑑賞のため誰かが勝手に白い(赤い)枝を接ぎ枝したのではという誤解もあるようですが、色素を作り出す遺伝子の突然変異だそうです。もともと赤い花の梅の木に、白い花が咲くようになったとのことでした。

私が梅の木に特に関心を持つようになったのは、本校に赴任してからです。学校の校章が梅の花だったからです。

本校の校章

梅の花は一つ一つは楚々として、木全体では凛としています。梅の里、天神の地(本校住所は鴻巣市天神)で高校時代を過ごす本校生徒が梅のように凛として輝いていって欲しいです。校章も創立当初にそんな願いが込められて作成されたのでしょう。

 

紅梅・白梅が見頃です(正門)

2月8日(日)は積雪となりました。本日出勤したら、校内には、可愛い雪だるまがつくられていました。予餞会の準備などで昨日登校した生徒が作ったのでしょうか。遊び心を感じます。

正門にある本校のシンボルツリーの紅梅・白梅が美しく咲き、見頃になっています。まさに、雪に耐えて麗しい梅となりました。 「水戸の偕楽園や越生梅林に行くにはちょっと距離が・・・・・・」という方は、近くにいらした際、樹木自体が立派で紅と白のコントラストが楽しめますので、是非覗いてみてください。先日も地域の方が写真撮影をされていました。

本校に勤務しているからには、梅についていろいろ知りたいと思い、赤白の梅で有名なものを調べてみました。すると貴重なものがあることが分かりました。国宝「紅白梅図(こうはくばいず)屏風」です。「燕子花図(かきつばたず)屏風」で有名な尾形光琳の作品です。この屏風は、神奈川県熱海市にある「MOA美術館」に所蔵されています。梅の開花時期の限定公開で、すでに公開は始まっており、3月18日(水)までです。美術館のHPで観ることはできますが、足を運んで鑑賞したいと思っています。

 

 

 

 

2月の壁面(鬼は何をする人ぞ)

正門展示ウインドウの壁面製作、今月の作品に更新されました。

今月号は何がテーマの作品になるか楽しみにしていました。というのは、節分だと2月3日であっという間に過ぎてしまいます。どうするんだろう。しかし、余計な心配でした。生徒たちの発想は素晴らしいです。赤鬼と青鬼がバレンタインのチョコやケーキを作っています。私はすっかり鬼は怖いものというバイアスにはまっていたので、今月の作品に感心しました。桃太郎に退治される怖い鬼ばかりではありません。優しい鬼もいますよね。

主人公の鬼たちは、楽しそうなのか、四苦八苦しているのかどちらにも読み取れる作品です。言語技術表現を日頃学んでいる保育科の生徒たちが、保育実習で幼稚園児たちにこの作品の話をしたら、きっと盛り上がることでしょう。

 

浴衣の製作(普通科)

本校普通科、3年生の選択科目の中に、「ファッション造形基礎」という科目があり、この授業では、浴衣を作ることができます。2学期から製作が始まりました。

普通科のみの学校では、エプロンやハーフパンツなどの製作はありますが、浴衣までの製作は稀のようです。家庭総合の授業では時間がなくてできないレベルの高い授業を、本校では家庭科の専門学科があることで、普通科の生徒も選択して実習できるようになっています。

3年生の学年末考査の放課後、翌日のテスト勉強をしていた生徒が、教室を覗いた私に製作した浴衣を笑顔で見せてくれました。生地はほかの人と被らないように、写真のものにしたとのことです。生徒にとって、自分の手で浴衣を作り上げた喜びがあり、そしてそれが自信になっていると感じることができました。

 

本校の家政科学科では、先日1月29日にHPで紹介したように、浴衣づくりだけではなく、プロフェッショナルに学ぶ「浴衣の着付け」を行っています。そちらの記事もご覧ください。

 

 

バイオリンの授業

本校の授業、3年生普通科の選択科目に「器楽アンサンブル」があります。いろいろな楽器を弾くことができ、その一つに、バイオリンがあります。たくさん購入してあるので、生徒が演奏するのに困ることはありません。演奏するのは、高校3年生になって人生で初めてバイオリンを弾く生徒たちです。

3年生は明日から学年末考査になるので、今日が高校生活で最後の授業です。生徒たちが教職員に日頃の練習の成果を発表してくれました。バイオリンはいい音を鳴らすのが難しいと聞いていたので、どんな演奏になるかと思っていたのですが、生徒の演奏はとても上手でした。グループごとに、「星に願いを」を演奏し、私たちを楽しませてくれました。

 

演奏後、生徒に聞いたところ、「バイオリンを弾くのは難しい」「触る機会のないバイオリンを演奏できて楽しかった」と語ってくれました。

授業の後に、私もこの年になって生まれて初めて、バイオリンに触りました。「ずいぶん軽いなあ」が第一印象で、その後、音楽の先生に教授してもらい、弾いてみました。「楽器が小さいので、決められた音を出すのが難しい」、「弦の間隔が狭いので、弾く時に、1本の弦だけでなく隣の弦までかかってしまう」が私の感想です。演奏は難しいと思う一方、高校の授業でバイオリンを弾ける生徒たちを羨ましく思いました。

器楽の授業、先週は、合奏の発表会があり、生徒たちは演奏を楽しんでいました。高校での授業をきっかけに将来、楽器で趣味の世界を広げ、人生を豊かにしていって欲しいと思います。

1月の壁面(お正月)

正門のショーウインドウに、1月の「壁面」を掲示しました。

正月飾りの門松など、伝統的な日本のお正月の風景を描いています。

1月に入り、お正月には雪が降ったり、その後は氷点下を記録する朝が続いたりなど、冬らしい日が続いています。

インフルエンザなどの感染症に気を付けていただき、今年が皆様にとって健康で幸せな1年になりますように。

そして、天真爛漫な本校の生徒たち、壁面のこどもの笑顔に負けないよう、元気に過ごしてください。

3学期始業式

今日から3学期が始まり、生徒たちの声が響くげんきな学校に戻りました。冬休みを満喫してきたようで、生徒たちは笑顔でいっぱいでした。3学期も自分らしく輝いて欲しいと願っています。

【始業式 校長講話】

新しい年を迎えました。2026年(令和8年)の幕開けはいかがだったでしょうか。私の今年の最初の出勤日、正門を入ったところにある本校のシンボルツリー、紅梅が、赤い花を咲かせ始めていました。久しぶりの出勤を歓迎してくれたかのようで、「今年、鴻巣女子高校で、きっと良いことがあるぞ」と明るい気持ちになりました。皆さんにとっても、今年一年が良い年になることを心から願っています。

さて、お正月のお茶の間を賑わせた話題の一つ、箱根駅伝。今年は、青山学院大学が3連覇を成し遂げました。青山学院大学の原監督は、毎年ユニークな作戦名を立てることで有名で、今年の作戦名は、「輝け大作戦」でした。記者会見では、「一人ひとりが一番星となり、輝いて走って欲しい」という願いを込めたと話していました。大会の結果は、区間記録の更新など選手一人ひとりが見事な走りを見せ、チーム全体が眩く、光り輝きました。もちろん、その背景に、日頃のたゆまぬ努力があったことは言うまでもありません。選手の皆さんに敬意を表したいと思います。

 ここで、夜空の星を思い浮かべてみましょう。星には、今話した選手たちのように眩く光る星もあれば、ひっそりと静かに灯る星もあります。実はその数、明るく光る星はごく僅かで、目立たずとも、ひっそりと光り続ける星の方がはるかに多いです。

 そこで今日は、比叡山延暦寺で天台宗を開いたお坊様、「最澄」の教えを紹介します。「一燈照隅(いっとうしょうぐう)」という言葉です。少し難しい四字熟語と感じるかもしれませんが、漢字を一つずつ、訓読みすると、わかりやすくなります。「一」は、ひとつ。「燈」は、ともしび。「照」は、てらす。「隅」は、すみ。つまり、「一燈照隅」とは、「一つの灯火が隅を照らす」という意味であり、「一人ひとりが自分の立場で光を灯し、その光が周囲を照らすことで、やがて全体が明るくなる」という教えです。たとえ、一人ひとりの努力や行動が小さいとしても、その積み重ねが社会全体に影響を与える大きな力になるということです。

 私たちの学校生活においても、「一燈照隅」の精神は大切です。1・2学期を振り返ってみると、文化祭では、生徒一人ひとりの協力があったからこそ、「こどものくに」や「ファッションショー」、クラスの出し物など、大きな企画を成功させることができました。 また、「時を守り、身を整え、礼を尽くす」などの学年目標の下、学校生活を規律正しく過ごそうとする皆さん一人ひとりの心掛けによって、本校は授業に集中できる落ち着いた学習環境を保っています。この雰囲気は、地域から高い評価を得ています。そして、冬休み中の部活動での努力、昨日も行われた「こども食堂」をはじめたとした地域でのボランティア活動など、こうした日々の小さな行動が、周囲に良い影響を与え、やがて大きな変化を生み出していきます。

 一人ひとりの小さな力が集まった時、クラスや部活動の力はさらに強まり、鴻巣女子高校全体の力となって、周囲に与える影響は計り知れないものになります。まずは、自分にとっての「一燈」とは何かを、じっくりと考え、自分らしい「あかり」を灯していきましょう。

 そして、この話は、生徒の皆さんだけのものではありません。先生方も含め、本校に関わる全ての人が、それぞれの立場で、毎日毎日を誠実に生きて、自分の「あかり」を灯していくことが大切です。その光を合わせ、学校全体をひと際明るい輝きにしていきましょう。1年を終えた時、「本当に素敵な学校であった」と全員が胸を張って言えるようになってほしいと、心から願っています。

シンボルツリーの紅梅の花が咲きました

謹賀新年。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

私事になりますが、不覚にも、年始に風邪を引いてしまい、本日が仕事始めです。改めて健康の大切さを感じました。皆様が、健康で幸せな1年になりますようにご祈念いたします。

さて、年末年始の大型休暇を終え、久しぶりに出勤の今日。道路からも見える正門内ロータリーのところの本校のシンボルツリーの一つ、紅梅がたくさんの花を咲かせ、出迎えてくれました。粋な歓迎に顔がほころばずにはいられませんでした。

お昼休みには、本校の隣にある生出塚(おいねづか)神社(旧天満宮)に、初詣に行ってきました。本校の校章とも関連の深いこの神社には、梅の木がたくさん植えられていて、やはり境内の紅梅が咲き始めていました。

今年も鴻巣女子高校の生徒・教職員にとって良い1年になりますように。

 

2学期終業式

本日、2学期の終業式を行いました。

保護者や関係者の皆様、1年間ご支援、ご協力をいただき、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。来年も引き続き、よろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。

【終業式 校長講話】

今日で2学期が終わります。2学期は文化祭・体育祭・修学旅行などの大きな行事がありました。また、毎日の授業や部活動、そして、3年生にとっては進学・就職試験と忙しい日々が続いたと思います。その中で、皆さんが前向きに取り組む姿はとても立派でした。

さて、今日は「無用の用」という言葉についてお話しします。この言葉は、今年、ノーベル化学賞を受賞した京都大学の北川進教授が座右の銘にしている言葉です。「一見すると役に立たない、無駄に思えるものが、実は大切な意味や価値を持っている。」という考えです。

 最近は、コスパやタイパといった言葉に表されるように、効率の良さを重視する時代です。皆さんは、授業であれば、分からない問題の答えを人に聞いたり、最短距離で結果を求めたりしていくことも多いでしょう。また、「この授業は私の進路に関係ないから必要ない」、「これは私の人生に役に立たない」と、切り捨ててしまうものもあるのではないでしょうか。

 確かに、効率を考えると、すべてを否定するわけではありません。しかし、課題解決に向けて悩んだり、作品を作り上げたりする時、試行錯誤しながら、完成形を目指していく。この苦労する過程が大切なのは、皆さんも想像できると思います。

 「成果が出なかった」と失敗して落ち込み、「やらなければよかった」と思ったり、友だちと他愛もなく話して、もったいない時間を過ごしてしまったと感じたりすることもあるかもしれません。

 しかし、こうした時間や経験があるからこそ、人の気持ちを理解できるようになり、新しい発想が生まれ、困難に立ち向かう力が育っていくのではないでしょうか。叱られた経験も「失敗した」と捉える必要はありません。これらの一つ一つの経験が、次の成功へ繋がっていくのです。

 冬休みの期間は、学校にいる時とは違って、自分のペースで過ごすことができます。じっくりと読書をしたり、家族と話したり、好きなことに没頭したりする時間を大切にしてください。時には何もしない時間があっても構いません。無用に思える時間も、決して無駄ではありません。いずれ皆さんの力になり、皆さん自身を成長させてくれるでしょう。

 それでは、明日からの冬休み、事故や病気に気を付けて過ごしてください。3学期に、皆さんの元気な笑顔に会えることを楽しみにしています。良い冬休みを過ごしてください。

 

学校説明会(お礼とお知らせ)

12月13日(土)本校で第3回学校説明会を行いました。ご来校いただいた中学生、保護者の皆さんありがとうございました。

昨年同期の来場者と比較して、多くの申し込みがあったため、急遽、会場を2か所に増やして実施しました。前半は、担当者から学校概要や学科の特色について説明し、後半は、参加した中学生の皆さんに学科ごとに授業体験をしてもらいました。

コロコロサンタ 白玉団子

 保育科 ・・・・・・ 保育の製作体験(造形表現体験)です。画用紙で製作、写真でわかると思いますが、指で突っつくと、左右に揺れて可愛いサンタクロース(コロコロサンタ)ができました。裏面はクリスマスツリーになっています。

家政科学科 ・・・・・・ 調理体験をしてもらいました。白玉団子を作り、きな粉と黒蜜をかけて食べました。写真は中学生が作ったものです。

普通科 ・・・・・・ プロジェクターを利用している本校のICT活用授業を体験をしてもらいました。今回は数学の計算問題、入試で身に付けておいて欲しい基本問題の解法の説明がありました。

公立高校の入試まで、あと2か月余りです。受験生の皆さん、最初の挨拶の場面でも話しましたが、第1志望をしっかりと決めて、入試当日に向けて頑張ってください。いよいよ寒くなってきました。体調万全で当日を迎えれられるようにしましょう。

保育科

家政科学科

普通科

 なお、本校には、入学試験で面接がありますが、難しいことは尋ねてませんので、日頃考えていることを話してくれれば大丈夫です。私の挨拶では、説明会ごとに志望動機のヒントになるようなことを話しています。もし、まだ志望校が固まらない人がこれを読んでいましたら、1月10日(土)に次の学校説明会がありますので、ぜひご来校ください。お待ちしています。