校長室だより

校長日誌

源平咲きの梅

学校敷地内を歩くと源平咲き(1本の木に紅白の花が咲くこと)の梅を観ることができます。昭和63年度卒業生による記念樹です。38年たった今も美しく花を咲かせています。

ところで、なぜ紅白の花を咲かせるのか。調べてみたところ、鑑賞のため誰かが勝手に白い(赤い)枝を接ぎ枝したのではという誤解もあるようですが、色素を作り出す遺伝子の突然変異だそうです。もともと赤い花の梅の木に、白い花が咲くようになったとのことでした。

私が梅の木に特に関心を持つようになったのは、本校に赴任してからです。学校の校章が梅の花だったからです。

本校の校章

梅の花は一つ一つは楚々として、木全体では凛としています。梅の里、天神の地(本校住所は鴻巣市天神)で高校時代を過ごす本校生徒が梅のように凛として輝いていって欲しいです。校章も創立当初にそんな願いが込められて作成されたのでしょう。

 

紅梅・白梅が見頃です(正門)

2月8日(日)は積雪となりました。本日出勤したら、校内には、可愛い雪だるまがつくられていました。予餞会の準備などで昨日登校した生徒が作ったのでしょうか。遊び心を感じます。

正門にある本校のシンボルツリーの紅梅・白梅が美しく咲き、見頃になっています。まさに、雪に耐えて麗しい梅となりました。 「水戸の偕楽園や越生梅林に行くにはちょっと距離が・・・・・・」という方は、近くにいらした際、樹木自体が立派で紅と白のコントラストが楽しめますので、是非覗いてみてください。先日も地域の方が写真撮影をされていました。

本校に勤務しているからには、梅についていろいろ知りたいと思い、赤白の梅で有名なものを調べてみました。すると貴重なものがあることが分かりました。国宝「紅白梅図(こうはくばいず)屏風」です。「燕子花図(かきつばたず)屏風」で有名な尾形光琳の作品です。この屏風は、神奈川県熱海市にある「MOA美術館」に所蔵されています。梅の開花時期の限定公開で、すでに公開は始まっており、3月18日(水)までです。美術館のHPで観ることはできますが、足を運んで鑑賞したいと思っています。

 

 

 

 

2月の壁面(鬼は何をする人ぞ)

正門展示ウインドウの壁面製作、今月の作品に更新されました。

今月号は何がテーマの作品になるか楽しみにしていました。というのは、節分だと2月3日であっという間に過ぎてしまいます。どうするんだろう。しかし、余計な心配でした。生徒たちの発想は素晴らしいです。赤鬼と青鬼がバレンタインのチョコやケーキを作っています。私はすっかり鬼は怖いものというバイアスにはまっていたので、今月の作品に感心しました。桃太郎に退治される怖い鬼ばかりではありません。優しい鬼もいますよね。

主人公の鬼たちは、楽しそうなのか、四苦八苦しているのかどちらにも読み取れる作品です。言語技術表現を日頃学んでいる保育科の生徒たちが、保育実習で幼稚園児たちにこの作品の話をしたら、きっと盛り上がることでしょう。

 

浴衣の製作(普通科)

本校普通科、3年生の選択科目の中に、「ファッション造形基礎」という科目があり、この授業では、浴衣を作ることができます。2学期から製作が始まりました。

普通科のみの学校では、エプロンやハーフパンツなどの製作はありますが、浴衣までの製作は稀のようです。家庭総合の授業では時間がなくてできないレベルの高い授業を、本校では家庭科の専門学科があることで、普通科の生徒も選択して実習できるようになっています。

3年生の学年末考査の放課後、翌日のテスト勉強をしていた生徒が、教室を覗いた私に製作した浴衣を笑顔で見せてくれました。生地はほかの人と被らないように、写真のものにしたとのことです。生徒にとって、自分の手で浴衣を作り上げた喜びがあり、そしてそれが自信になっていると感じることができました。

 

本校の家政科学科では、先日1月29日にHPで紹介したように、浴衣づくりだけではなく、プロフェッショナルに学ぶ「浴衣の着付け」を行っています。そちらの記事もご覧ください。

 

 

バイオリンの授業

本校の授業、3年生普通科の選択科目に「器楽アンサンブル」があります。いろいろな楽器を弾くことができ、その一つに、バイオリンがあります。たくさん購入してあるので、生徒が演奏するのに困ることはありません。演奏するのは、高校3年生になって人生で初めてバイオリンを弾く生徒たちです。

3年生は明日から学年末考査になるので、今日が高校生活で最後の授業です。生徒たちが教職員に日頃の練習の成果を発表してくれました。バイオリンはいい音を鳴らすのが難しいと聞いていたので、どんな演奏になるかと思っていたのですが、生徒の演奏はとても上手でした。グループごとに、「星に願いを」を演奏し、私たちを楽しませてくれました。

 

演奏後、生徒に聞いたところ、「バイオリンを弾くのは難しい」「触る機会のないバイオリンを演奏できて楽しかった」と語ってくれました。

授業の後に、私もこの年になって生まれて初めて、バイオリンに触りました。「ずいぶん軽いなあ」が第一印象で、その後、音楽の先生に教授してもらい、弾いてみました。「楽器が小さいので、決められた音を出すのが難しい」、「弦の間隔が狭いので、弾く時に、1本の弦だけでなく隣の弦までかかってしまう」が私の感想です。演奏は難しいと思う一方、高校の授業でバイオリンを弾ける生徒たちを羨ましく思いました。

器楽の授業、先週は、合奏の発表会があり、生徒たちは演奏を楽しんでいました。高校での授業をきっかけに将来、楽器で趣味の世界を広げ、人生を豊かにしていって欲しいと思います。

1月の壁面(お正月)

正門のショーウインドウに、1月の「壁面」を掲示しました。

正月飾りの門松など、伝統的な日本のお正月の風景を描いています。

1月に入り、お正月には雪が降ったり、その後は氷点下を記録する朝が続いたりなど、冬らしい日が続いています。

インフルエンザなどの感染症に気を付けていただき、今年が皆様にとって健康で幸せな1年になりますように。

そして、天真爛漫な本校の生徒たち、壁面のこどもの笑顔に負けないよう、元気に過ごしてください。

3学期始業式

今日から3学期が始まり、生徒たちの声が響くげんきな学校に戻りました。冬休みを満喫してきたようで、生徒たちは笑顔でいっぱいでした。3学期も自分らしく輝いて欲しいと願っています。

【始業式 校長講話】

新しい年を迎えました。2026年(令和8年)の幕開けはいかがだったでしょうか。私の今年の最初の出勤日、正門を入ったところにある本校のシンボルツリー、紅梅が、赤い花を咲かせ始めていました。久しぶりの出勤を歓迎してくれたかのようで、「今年、鴻巣女子高校で、きっと良いことがあるぞ」と明るい気持ちになりました。皆さんにとっても、今年一年が良い年になることを心から願っています。

さて、お正月のお茶の間を賑わせた話題の一つ、箱根駅伝。今年は、青山学院大学が3連覇を成し遂げました。青山学院大学の原監督は、毎年ユニークな作戦名を立てることで有名で、今年の作戦名は、「輝け大作戦」でした。記者会見では、「一人ひとりが一番星となり、輝いて走って欲しい」という願いを込めたと話していました。大会の結果は、区間記録の更新など選手一人ひとりが見事な走りを見せ、チーム全体が眩く、光り輝きました。もちろん、その背景に、日頃のたゆまぬ努力があったことは言うまでもありません。選手の皆さんに敬意を表したいと思います。

 ここで、夜空の星を思い浮かべてみましょう。星には、今話した選手たちのように眩く光る星もあれば、ひっそりと静かに灯る星もあります。実はその数、明るく光る星はごく僅かで、目立たずとも、ひっそりと光り続ける星の方がはるかに多いです。

 そこで今日は、比叡山延暦寺で天台宗を開いたお坊様、「最澄」の教えを紹介します。「一燈照隅(いっとうしょうぐう)」という言葉です。少し難しい四字熟語と感じるかもしれませんが、漢字を一つずつ、訓読みすると、わかりやすくなります。「一」は、ひとつ。「燈」は、ともしび。「照」は、てらす。「隅」は、すみ。つまり、「一燈照隅」とは、「一つの灯火が隅を照らす」という意味であり、「一人ひとりが自分の立場で光を灯し、その光が周囲を照らすことで、やがて全体が明るくなる」という教えです。たとえ、一人ひとりの努力や行動が小さいとしても、その積み重ねが社会全体に影響を与える大きな力になるということです。

 私たちの学校生活においても、「一燈照隅」の精神は大切です。1・2学期を振り返ってみると、文化祭では、生徒一人ひとりの協力があったからこそ、「こどものくに」や「ファッションショー」、クラスの出し物など、大きな企画を成功させることができました。 また、「時を守り、身を整え、礼を尽くす」などの学年目標の下、学校生活を規律正しく過ごそうとする皆さん一人ひとりの心掛けによって、本校は授業に集中できる落ち着いた学習環境を保っています。この雰囲気は、地域から高い評価を得ています。そして、冬休み中の部活動での努力、昨日も行われた「こども食堂」をはじめたとした地域でのボランティア活動など、こうした日々の小さな行動が、周囲に良い影響を与え、やがて大きな変化を生み出していきます。

 一人ひとりの小さな力が集まった時、クラスや部活動の力はさらに強まり、鴻巣女子高校全体の力となって、周囲に与える影響は計り知れないものになります。まずは、自分にとっての「一燈」とは何かを、じっくりと考え、自分らしい「あかり」を灯していきましょう。

 そして、この話は、生徒の皆さんだけのものではありません。先生方も含め、本校に関わる全ての人が、それぞれの立場で、毎日毎日を誠実に生きて、自分の「あかり」を灯していくことが大切です。その光を合わせ、学校全体をひと際明るい輝きにしていきましょう。1年を終えた時、「本当に素敵な学校であった」と全員が胸を張って言えるようになってほしいと、心から願っています。

シンボルツリーの紅梅の花が咲きました

謹賀新年。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

私事になりますが、不覚にも、年始に風邪を引いてしまい、本日が仕事始めです。改めて健康の大切さを感じました。皆様が、健康で幸せな1年になりますようにご祈念いたします。

さて、年末年始の大型休暇を終え、久しぶりに出勤の今日。道路からも見える正門内ロータリーのところの本校のシンボルツリーの一つ、紅梅がたくさんの花を咲かせ、出迎えてくれました。粋な歓迎に顔がほころばずにはいられませんでした。

お昼休みには、本校の隣にある生出塚(おいねづか)神社(旧天満宮)に、初詣に行ってきました。本校の校章とも関連の深いこの神社には、梅の木がたくさん植えられていて、やはり境内の紅梅が咲き始めていました。

今年も鴻巣女子高校の生徒・教職員にとって良い1年になりますように。

 

2学期終業式

本日、2学期の終業式を行いました。

保護者や関係者の皆様、1年間ご支援、ご協力をいただき、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。来年も引き続き、よろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。

【終業式 校長講話】

今日で2学期が終わります。2学期は文化祭・体育祭・修学旅行などの大きな行事がありました。また、毎日の授業や部活動、そして、3年生にとっては進学・就職試験と忙しい日々が続いたと思います。その中で、皆さんが前向きに取り組む姿はとても立派でした。

さて、今日は「無用の用」という言葉についてお話しします。この言葉は、今年、ノーベル化学賞を受賞した京都大学の北川進教授が座右の銘にしている言葉です。「一見すると役に立たない、無駄に思えるものが、実は大切な意味や価値を持っている。」という考えです。

 最近は、コスパやタイパといった言葉に表されるように、効率の良さを重視する時代です。皆さんは、授業であれば、分からない問題の答えを人に聞いたり、最短距離で結果を求めたりしていくことも多いでしょう。また、「この授業は私の進路に関係ないから必要ない」、「これは私の人生に役に立たない」と、切り捨ててしまうものもあるのではないでしょうか。

 確かに、効率を考えると、すべてを否定するわけではありません。しかし、課題解決に向けて悩んだり、作品を作り上げたりする時、試行錯誤しながら、完成形を目指していく。この苦労する過程が大切なのは、皆さんも想像できると思います。

 「成果が出なかった」と失敗して落ち込み、「やらなければよかった」と思ったり、友だちと他愛もなく話して、もったいない時間を過ごしてしまったと感じたりすることもあるかもしれません。

 しかし、こうした時間や経験があるからこそ、人の気持ちを理解できるようになり、新しい発想が生まれ、困難に立ち向かう力が育っていくのではないでしょうか。叱られた経験も「失敗した」と捉える必要はありません。これらの一つ一つの経験が、次の成功へ繋がっていくのです。

 冬休みの期間は、学校にいる時とは違って、自分のペースで過ごすことができます。じっくりと読書をしたり、家族と話したり、好きなことに没頭したりする時間を大切にしてください。時には何もしない時間があっても構いません。無用に思える時間も、決して無駄ではありません。いずれ皆さんの力になり、皆さん自身を成長させてくれるでしょう。

 それでは、明日からの冬休み、事故や病気に気を付けて過ごしてください。3学期に、皆さんの元気な笑顔に会えることを楽しみにしています。良い冬休みを過ごしてください。

 

学校説明会(お礼とお知らせ)

12月13日(土)本校で第3回学校説明会を行いました。ご来校いただいた中学生、保護者の皆さんありがとうございました。

昨年同期の来場者と比較して、多くの申し込みがあったため、急遽、会場を2か所に増やして実施しました。前半は、担当者から学校概要や学科の特色について説明し、後半は、参加した中学生の皆さんに学科ごとに授業体験をしてもらいました。

コロコロサンタ 白玉団子

 保育科 ・・・・・・ 保育の製作体験(造形表現体験)です。画用紙で製作、写真でわかると思いますが、指で突っつくと、左右に揺れて可愛いサンタクロース(コロコロサンタ)ができました。裏面はクリスマスツリーになっています。

家政科学科 ・・・・・・ 調理体験をしてもらいました。白玉団子を作り、きな粉と黒蜜をかけて食べました。写真は中学生が作ったものです。

普通科 ・・・・・・ プロジェクターを利用している本校のICT活用授業を体験をしてもらいました。今回は数学の計算問題、入試で身に付けておいて欲しい基本問題の解法の説明がありました。

公立高校の入試まで、あと2か月余りです。受験生の皆さん、最初の挨拶の場面でも話しましたが、第1志望をしっかりと決めて、入試当日に向けて頑張ってください。いよいよ寒くなってきました。体調万全で当日を迎えれられるようにしましょう。

保育科

家政科学科

普通科

 なお、本校には、入学試験で面接がありますが、難しいことは尋ねてませんので、日頃考えていることを話してくれれば大丈夫です。私の挨拶では、説明会ごとに志望動機のヒントになるようなことを話しています。もし、まだ志望校が固まらない人がこれを読んでいましたら、1月10日(土)に次の学校説明会がありますので、ぜひご来校ください。お待ちしています。