校長室だより

校長日誌

週末の部活動大会(関東予選)

高校生の部活動は、そのチームを長期に渡って見ていると、技術や精神力の成長がわかり、面白いものです。プロの試合とは違って、若さ・初々しさ、練習にかけてきた思いが伝わってきて、私は毎年、観戦を楽しみにしています。

本校でも、冬の間、地道に活動を行い、各部とも技術やチーム力の向上を図ってきました。その成果が試されるのが、ゴールデンウィーク前から始まる関東大会予選です。4月25日(土)はソフトボール部とバレーボール部の試合を応援に行ってきました。

【ソフトボール部】

昨年度県大会まで勝ち上がった主力の選手がごっそり卒業し、冬の間は、9人に満たない人数で練習を続けてきました。しかし、新入生の加入と3年生部員の友だちの参加により、単独チームを組むことができました。仲間を思って出場表明してくれた人たちに感謝です。

試合は、桶川高校との初戦、1回表のツーアウト満塁のチャンスを生かし、走者一掃となるプレーで3点先取。守っては、2回までランナーを一人も出さず、鴻巣女子高校にとって、調子の良い出だしでした。しかし、その後、逆転され、敗退となりました。

県大会をかけた敗者復活戦でも、残念ながら初戦敗退となりました。しかし、3年生最後の大会、インターハイ予選に向けて、収穫となった内容もありました。次の試合を期待します。

【バレーボール部】

 バレーボール部も冬の間、6人というぎりぎりの人数で練習を積んできました。今回、1年生の部員も入りましたが、今回は、この6人で試合に挑みました。

試合結果は、秩父高校を相手に、残念ながら敗退となりました。しかし、新人戦では、見ることが少なかった粘り強さが随所に出ていました。相手の攻撃を拾って、拾って、拾いまくっていました。粘り続けることで、逆に鴻巣女子の得点にもつなげていました。

相手のオフェンス力が上回っていたので、結果にはつなげることはできませんでしたが、選手の技術が向上し、上手になっていることがよく分かった試合でした。次のインターハイ予選では、練習の成果を発揮し、勝利につなげて欲しいものです。

 

 

 

 

フラワーロード植栽ボランティア

4月18日(土)、鴻巣市主催の「こうのすフラワーロード創出に伴う花の植栽」ボランティアに本校普通科の3年生が参加しました。鴻巣市とは様々な場面で連携させていただいています。今回もその一つです。

本校の生徒たちが担当したのは、ハンギングバスケットづくりでした。赤・白・ピンクのベコニアとコリウスをバスケットの中に寄せ植えしました。作り終えた生徒に感想等を聞いたところ、「いろいろな経験をしたかったので、このボランティアに申し込んだ。」「ハンギングバスケットのような植栽は初めてだったので、楽しかった。」と話してくれました。

3年生になり、心も成長しているようで、頼もしい存在になってきました。

  

新入生への部活動勧誘

4月は新入生を迎え、学校に活気があふれる季節。生徒たちの青春を彩ることになる部活動の勧誘が、2・3年生から熱心に行われました。

入学式の日には、新入部員を求める先輩たちが、正門を入り入学式会場に向かう1年生にチラシを配っていました。「部員が少ないので、勧誘頑張ります。」と話してくれました。 

「白梅の集い」と称される部活動オリエンテーションも13日(月)に行われました。各部の部員たちが趣向を凝らした発表で、私たちを楽しませてくれました。

また、1年生のフロアには、各部の勧誘ポスターが貼られています。女子高校らしく、タッチの柔らかい絵が多いです。部活動の入部締切りは20日(月)までです。生徒たちは何部を選んでいるのでしょうか。充実した高校生活になるように頑張ってください。

 

正門の掲示板

正門の掲示板に、毎月季節に合わせたテーマで、子どもたちに喜んでもらえるような内容で、壁面の製作物が掲示されます。作品は保育科1年生によるものです(今月に限り、現在の2年生が1年生のときに製作)。

4月は新入生が入学する季節ですので、写真のような作品となりました。毎回愛らしい作品を掲示していますので、お楽しみにしてください。

 

入学式

春風駘蕩という言葉が正に相応しい好天に恵まれた本日、本校の入学式を挙行することができました。新入生たちは今、どんな高校生活になるか期待と不安が混ざっていることでしょうが、本校での高校生活で様々な経験をし、凛とした生徒に成長していくことを願います。新入生の皆さんの今後の活躍を期待しています。 

 【入学式式辞】

桜が爛漫と咲き誇り、春の訪れを華やかに告げたかと思えば、早くも若葉が芽吹き始めました。自然の営みは、私たちに新たな始まりの息吹と、未来へ向かう躍動を感じさせてくれます。

 本日は、この佳き日に、PTA会長様をはじめ、保護者の皆様方のご臨席を賜り、「埼玉県立鴻巣女子高等学校 第61回入学式」を挙行できますことを、大変光栄に存じます。

 ただ今、入学を許可した119名の新入生の皆さん、ご入学、誠におめでとうございます。皆さんを本校の新たな仲間に迎え入れることができましたことを、教職員一同、心から嬉しく思っております。これから始まる高校生活が、皆さん一人ひとりにとって、かけがえのない3年間になることを願ってやみません。

 また、保護者の皆様におかれましても、お子様のご入学、誠におめでとうございます。責任と誇りを持って、お子様の健やかな成長と将来の夢の実現に向けて、全力で支援してまいります。

 本校は、創立60年を超える歴史と伝統を有し、「自立した女性の育成」「社会に貢献できる人材の育成」を目指す学校像として掲げております。校歌に歌われている「明るく清く」、「正しく強く」の精神のもと、13,000人を超える卒業生が、社会の様々な分野で活躍しています。皆さんには、このような伝統を継承しつつ、「新しい時代に相応しい鴻巣女子高校を、自らの手で築き上げる」という気概を持って欲しいと願っています。

さて、入学にあたり、皆さんにお伝えしたいことを、二つお話しさせていただきます。

 一つ目は、「自ら学び、考え続ける姿勢を大切にして欲しい」ということです。

 これからの社会は、正解が一つに限らない時代であり、与えられた知識を受け取るだけではなく、どう活用するかが大切です。日頃から疑問を持ち、深く考え、判断して行動する力が求められます。本校の生徒は、純粋で感受性が強く、真面目に物事に取り組むという強みを持っています。その良さを大切にしながら、「なぜだろう」「より良くするにはどうしたらよいか」と考え続けることを忘れないでください。学びは、単に知識を増やすことに留まらず、自分自身の可能性を広げていく営みです。好奇心、そして、探究心を持ち、若い柔軟な発想と、失敗を恐れない挑戦し続ける姿勢を加えることで、未来は大きく切り拓かれていくことでしょう。

 二つ目は、「仲間と高め合う関係を築いて欲しい」ということです。

 高校生活においては、授業・学校行事・部活動など、様々な場面で喜びや達成感を味わうと同時に、思い通りにいかず、壁にぶつかることもあるでしょう。しかし、そのような時、皆さんを支え、再び前へと歩みだす力を与えてくれるのは、時間と空間を共有する仲間の存在です。縁あって本校に集ったこの出会いは、偶然ではなく、かけがえのないものです。互いの違いを認め、新しい価値観を生み出し、切磋琢磨し合い、共に成長していってください。その積み重ねが、皆さんの高校生活を彩り、さらには、人生をより豊かなものにしていくはずです。

 今、皆さんは、期待に胸を膨らませる一方で、新しい環境に不安を感じていることでしょう。しかし、その不安を乗り越えれば、その先には、皆さん自身の成長があり、未来に生きる力が生まれます。将来の夢の実現に向けて、自分らしさを失わず歩んで行ってください。

 結びに、新入生の皆さん一人ひとりが、本校での生活を心から楽しみ、自分らしく充実した日々を送られることを祈念し、式辞といたします。

 

令和8年4月8日

埼玉県立鴻巣女子高等学校長 秋元 俊一