2学期終業式
本日、2学期の終業式を行いました。
保護者や関係者の皆様、1年間ご支援、ご協力をいただき、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。来年も引き続き、よろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。
【終業式 校長講話】
今日で2学期が終わります。2学期は文化祭・体育祭・修学旅行などの大きな行事がありました。また、毎日の授業や部活動、そして、3年生にとっては進学・就職試験と忙しい日々が続いたと思います。その中で、皆さんが前向きに取り組む姿はとても立派でした。
さて、今日は「無用の用」という言葉についてお話しします。この言葉は、今年、ノーベル化学賞を受賞した京都大学の北川進教授が座右の銘にしている言葉です。「一見すると役に立たない、無駄に思えるものが、実は大切な意味や価値を持っている。」という考えです。
最近は、コスパやタイパといった言葉に表されるように、効率の良さを重視する時代です。皆さんは、授業であれば、分からない問題の答えを人に聞いたり、最短距離で結果を求めたりしていくことも多いでしょう。また、「この授業は私の進路に関係ないから必要ない」、「これは私の人生に役に立たない」と、切り捨ててしまうものもあるのではないでしょうか。
確かに、効率を考えると、すべてを否定するわけではありません。しかし、課題解決に向けて悩んだり、作品を作り上げたりする時、試行錯誤しながら、完成形を目指していく。この苦労する過程が大切なのは、皆さんも想像できると思います。
「成果が出なかった」と失敗して落ち込み、「やらなければよかった」と思ったり、友だちと他愛もなく話して、もったいない時間を過ごしてしまったと感じたりすることもあるかもしれません。
しかし、こうした時間や経験があるからこそ、人の気持ちを理解できるようになり、新しい発想が生まれ、困難に立ち向かう力が育っていくのではないでしょうか。叱られた経験も「失敗した」と捉える必要はありません。これらの一つ一つの経験が、次の成功へ繋がっていくのです。
冬休みの期間は、学校にいる時とは違って、自分のペースで過ごすことができます。じっくりと読書をしたり、家族と話したり、好きなことに没頭したりする時間を大切にしてください。時には何もしない時間があっても構いません。無用に思える時間も、決して無駄ではありません。いずれ皆さんの力になり、皆さん自身を成長させてくれるでしょう。
それでは、明日からの冬休み、事故や病気に気を付けて過ごしてください。3学期に、皆さんの元気な笑顔に会えることを楽しみにしています。良い冬休みを過ごしてください。