校長室だより

修了式

【1年間のお礼】

3月24日(火)、修了式を行い、1年間の行事が終了しました。

本校にご支援ご協力をしてくださった皆さん。本当にありがとうございました。

先日の卒業証書授与式では、成長した卒業生たちを送り出すことができました。そして今日。1・2年生の様子を見ていると、話を聞く姿勢がとても立派でした。本校生徒たちが鴻巣女子高校での生活の中で、しっかりと成長していることがうかがえました。来年度、本校の中心となって活躍し、頼もしい姿を見せて欲しいものです。

【修了式 校長講話】

おはようございます。今日で3学期が終了します。この1年間を振り返ってみて、皆さんはどう感じているでしょうか。

先日行われた球技大会をはじめ、学校行事や日々の学習の場面で、皆さんが一生懸命に取り組む姿をたくさん見ることができました。私は、そんな皆さんと、この1年をともに過ごすことができたことを、とても幸せに思っています。純朴で、温かい心を持った皆さんに、心から感謝しています。

さて、今日は、先日、目にしたニュースを基に、考えたことを話します。国内のIT企業の採用試験で、生成AIで他人になりすまし、オンライン面接を受けていたというニュースでした。インターネット上に公開されていた顔写真や履歴書を悪用したとみられるということです。担当者が不審に思って調べたところ、なりすましであることが分かったそうですが、生成AIの悪用がここまで進んでいるのかと、正直驚かされました。

インターネットの世界では、フェイク動画や加工画像、偽情報等が拡散され、社会問題になることがあります。インターネット上の情報は、必ずしもすべてが正しいとは限りません。私たちは、その情報が本当に正しいのかどうかを確かめること、そして、確かめられない情報を安易に広めないことが大切になります。

そのために必要となるのが、自分の頭で考え、判断する力です。こうした力は、AIが発達した現代に限らず、いつの時代においても大切なものです。

私は、高校生の皆さんに、楽をしてその場を乗り切るのではなく、自分自身でしっかりと考えて、知識や教養を積み重ねていって欲しいと、常々思っています。学ぶことから、時には、逃げたくなることもあるかもしれません。しかし、知識は決して邪魔になるものではありません。ある時、それまでバラバラだった知識が繋がり、点から線になる瞬間があります。その時、物事が急に面白く感じられることがあります。そのためにも、日頃から様々なことに関心をもち、難しいことや考えることから逃げないで欲しいと思います。

先日、私はある自然公園に出かけました。そこに、こんなメッセージが書かれていました。

「公園内には豊かな自然が息づいています。これらの自然は様々なことを語りかけてきます。しかし、自然についての知識がなければ私たちはその一部分しか理解できません。」と。

確かに、自然も、ただ眺めているだけでは気づかないことがたくさんあります。植物や生き物についての知識があると、それまで見えなかったものが見えるようになり、自然の面白さが何倍にも広がります。勉強も同じです。「授業がわかる」「問題が解ける」というのは、とても楽しいものです。

知識を身に付け、自分の頭で考える力を育てていくことで、皆さんの世界はきっと大きく広がっていくことでしょう。是非、学ぶことを楽しんでください。

さて、4月からは新年度が始まります。1年生は2年生へ、2年生は最上級生となり、それぞれ進路を考える大切な時期に入ります。春休みは、心と体をしっかり休めながら、新しい年度への準備をする時間にしてください。皆さんが少しずつ自信をつけて、成長していく姿を見ることは、私にとって何よりの喜びです。

1年間ありがとうございました。新学期に、また、元気な笑顔で会いましょう。