校長室だより

2018年3月の記事一覧

地域とともに

本日、鴻巣高校と本校が
鴻巣市と「連携協力に関する包括協定」を締結いたしました。
県立学校と市がこのように包括連携を結ぶのは、
とてもめずらしい事例ではないかと思います。

これまでも本校は地域の様々なイベントに参加したり、
学校が企画した取組に地域の方々を招待したり、
地元のお店との商品開発や子育て支援企画なども実施してきました。

今回は、改めて包括的連携のもと、様々な分野で相互に協力し、
それぞれの資源の相互活用や人的交流をさらに進めようとするものです。

地域の方々からご支援ご協力いただきながら学校教育を充実させるとともに、
生徒たちの若く明るいパワーで、地域を一層元気にすることができたら、
とても素晴らしいことだと思います。

本校は、今後とも地域と連携した取組を大切に進めていきたいと思います。
地域とともに成長できる学校であることを願って・・・

二枚の絵から

校長室には、2枚の花の絵があります。
以前もお知らせしたことがありますが、
一枚は、ブルー系の紫陽花の花です。
たぶん校内で咲いた紫陽花の花だと思います。
落ち着いていて、爽やかな素敵な花。
この絵からは、「いつも冷静な判断をせよ」と教えてもらっています。

もう一枚は、赤系の花束の絵です。
とても元気の出る魅力的な花束。
この絵からは、「情熱をもって仕事せよ」と教えてもらっています。

二枚の絵を眺めていると、不思議と元気が出てきて・・・
大きなパワーを与えてくれる、大好きな二枚の絵です。

モモとも

突然ですが、児童文学の「モモ」を読んだことがありますか?
私には、「モモ」でつながる「モモとも」がいます。
「モモ」はドイツの作家、ミヒャエル・エンデの児童文学作品で、
私も子供の頃読んだことがあるのですが、
その時の印象は、時間泥棒に時間を盗まれてしまったら怖い・・・
とどちらかというと、怖い印象しかありませんでした。

物語のあらすじは、「時間貯蓄銀行」と称する灰色の男たちが、
人間の時間を盗み、人々の心から余裕が消えてしまうのですが、
不思議な力を持つ少女モモが冒険を通して、人々の時間を取り戻す
といった内容です。

大人になって読み直してみたら、とても深い作品。
本の評価はいろいろあるようですが、 
読めば読むほど、学ぶことが多い作品です。
これからも心の支えとして、
「モモ」と「モモとも」は大切にしていきたいと思います。

つながる

春の日差しが心地よい一日です。
今日は終業式、今年度最後の日となりました。
終業式では、「つながる」をキーワードに3つの話をしました。

まずは、「努力はつながる」ということ。
勉強や行事、部活、毎日の掃除、頑張っていることに無駄なことはありません。
今、努力していることは、必ず未来の自分につながっているのです。
次に「人と人とのつながり」のこと。
心をこめて話をし、相手のことを思って行動すること。
本当の意味での人とのつながりを大切にしたいものです。
最後に「本校の伝統をつなげる」ということ。
本校は一昨年50周年を迎えた伝統ある女子高校です。
これまで先輩が築き上げた本校の伝統。
在校生には、本校の生徒として自信と誇りを持って行動し、
大切な本校の素晴らしい伝統を、後輩にしっかりつなげてほしいと思います。

やわらかな春の日差しの中、校庭の桜の花も咲き始めました。

なごり雪

昨日は、冬に逆戻りしたかのような雪景色で、
校内の木々も凍えていたことでしょう。
春になるのを名残惜しんでいるかのようで、
なごり雪だったのでしょうか・・・

この時期は、卒業式もあり、クラス替えもあり、
新たなはじまりを前に、少し寂しい思いがする時期です。
本校では、保育科・家政科学科は1クラスのためクラス替えはありませんが、
普通科ではクラス替えがあるため、今のメンバーでの活動は今日と明日のみ。
そう考えると名残惜しいですね。

これからは、今の1・2年生が学校を盛り上げる番です。
気持ちあらたに引き締めて、来年度の準備を進めましょう。

栄光

先日、生徒会誌「栄光」が完成しました。
今年で第54号です。
生徒たちの思い、そして先生たちの思いのつまった一冊。
ページをめくると、生徒たちの活躍の様子が思い浮かぶようです。

多くの先輩たちが、思いを込めてこの「栄光」を作り上げ
そしてつなげてきました。
ぜひ、これからも大切につなげていってほしいと願っています。

ところで、今年はこの「栄光」の特別企画として
編集委員の生徒による私へのインタービューのコーナーがありました。
インタビューでは、私の学生時代のことや
鴻巣女子高校に教員として勤めていた頃のこと、
今の鴻巣女子高校の生徒たちに求めることなど
様々なことをインタビューされ、楽しい時間を過ごしました。
昔と今の生徒の違いも聞かれましたが・・・
本校の生徒たちは、昔も今も、明るく素直で、よく頑張る生徒たちです。

未来に

今日は、入学許可候補者説明会です。
開会までにはまだ時間がありますが、
校門前では、部活動の紹介をする在校生の声が響きます。
人形劇部の着ぐるみ人形も登場し、新一年生を歓迎。
喜びいっぱいの新一年生の様子は、こちらまで嬉しくなってしまいます。

生徒たちの声が届いたのか、
空模様もなんとかもって、少し明るくなってきました。
このところのあたたかい陽気に、
木々の芽もふくらみはじめ、校庭の桜も開花まであと少し。

未来に向かって、希望いっぱいの新一年生。
充実した高校生活となるよう、一緒に頑張りましょう。

チーム力

3月も中旬となり、今年度も残り少なくなってきました。
3年生のいない学校は、少し寂しいですが、
1・2年生が、しっかりと今年度の総仕上げをしてくれることでしょう。

来週は球技大会、今年度クラスで闘う最後の大会です。
今年はオリンピックで世界中が盛り上がりました。
日本も予想以上のメダル獲得で感動的でした。
カーリングや団体パシュートのように、チームでの戦いにも興奮しました。
パラリンピックでも本県の村岡選手が、すべての色のメダルを獲得。
本当に素晴らしいことです。
多くの人たちに、元気と勇気を与えてくれるオリパラです。

来週の球技大会でも、ぜひチーム力を発揮し、
クラスの団結を一層深めてほしいと思っています。

グローバルに

今年もJICA(国際協力機構)の中高生エッセイコンテスト
において、本校の生徒が表彰されました。
保育科2年の新井さんが「JICA東京国際センター所長賞」を
さらに昨年に引き続き「学校賞」も受賞し、昨日本校にて表彰式が行われました。

本校では、保育科、家政科学科、そして3年生の選択英語の授業で
JICAの出前授業を行っています。
元青年海外協力隊として活躍された方による講演は、
生徒たちにとって、新たな世界が広がる良い機会となっています。
その授業を通して学んだことをエッセイとしてまとめ、
今回の受賞となりました。

これからは、女性もグローバルに活躍する時代。
国内だけでなく世界にも視野を広げ、活躍できる力をつけてほしいと思います。

卒業式を終えて

昨日、無事に卒業式を終えることができました。
あたたかい本校らしい式典となり、本当にうれしく思います。

卒業生の皆さんが入学した春、私も一緒に着任しました。
高校生活への大きな期待と新しい生活への少しの不安を持ちながら、
かわいらしい皆さんの緊張した様子が、ついこの間のようです。

ずいぶん立派になりましたね。
卒業式での皆さんの立派な態度に、3年間の努力が重なります。
3年間は楽しいことばかりではなかったと思います。
時には、苦しいこと悲しいこともあったはずですが、
しっかり乗り越えて成長した姿に、胸がいっぱいになりました。
在校生は、3年生の思いをしっかりと引き継ぎ、
充実した高校生活を送ることができるよう頑張りましょう。

外は、穏やかな春の陽気。
式典を飾ったガーベラの鉢植えを校長室にもいただきました。
春の日差しに、ガーベラの花が輝いています。