校長室だより

2018年9月の記事一覧

台風接近

今月のはじめにも書きましたが、再び台風が来る予想です。

天気予報によれば、大型で非常に強い台風第24号(チャーミー・TRAMI)は、

28日15時現在、宮古島の南東約280kmにあって、

北西へ毎時15kmで進んでいます。

中心気圧は950hPa、中心付近の最大風速は45m/sです。

 

予報では、29日(土)15時には那覇市の西南西約60km、

30日(日)15時には足摺岬の南約60kmに達し、

週明けの1日(月)15時には北海道の東に達する見込みとのことです。

 

台風の動きや速さは中々予測が難しいこともあります。

常に新しい情報を入手することに心がけてください。

 

台風ですので、雨だけではなく、暴風にもお気をつけください。

特に外出するときにはくれぐれもご注意ください。

 

以下に前回も記した【台風の際に注意すること】を掲載します。参考にしてください。

 

【台風の際に注意すること】(防災コラムより一部抜粋)

・台風の接近や上陸によって暴風雨になったら、外へ出ない。

・通過しているときは、外へ出ないようにし、河川や用水路の見回りはやめること。

・屋根の補修は、台風が近づく前に済ませておく。

・河川や用水路等、流れている水に近づかない。

・マンホールや用水路のフタが開いているのに気づかず、

 落ちてしまうケースも多くあるため、雨が降っているときは近づかない。

・暴風によって、停電になることもあるため、エレベーターの使用は極力避ける。

・土砂災害の可能性があるので、山などの急な斜面には近づかない。

・行政から避難勧告が出た場合は、複数で行動する。

・行政から避難勧告が出たら、戸締まりをして近所の人に声をかけ、

 一緒に徒歩で避難する。

・50cm以上の水深で浸水が発生している場合は、無理に避難しない。

 

住んでいる場所、台風通過時にいる場所によって、状況やその対応策は異なると思います。

事前によく調べて、臨機応変に自分の身を守る行動に心がけてください。

世界大学ランキング 東大42位 京大65位

毎年恒例のことですが、

英教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は

9月26日、今年の「世界大学ランキング」を発表し、

日本は過去最多の103校がランキングに入りました。

 

日本勢で100位以内入ったのは東京大と京都大で

東京大が42位(昨年46位)、京都大が65位(昨年74位)、

ともに順位を上げました。

東大は教育環境や研究面、

京大は産業への貢献や論文引用数での評価が

上がったためにこのような結果になったとのことです。

 

今回はここ5年で1千本以上の研究論文を出しているなどの条件を満たした、

86か国の1250校を超える大学が対象。

日本は米国の172校に次ぐ数の大学が入り、THEは

「日本がかつてないほどの存在感を示している。確かな進歩を遂げた」

と評価しています。

 

上位200校以内に入ったのは上述したように、

東大と京大のみですが、上位300位以内には

大阪大、東北大、東京工業大、

350位内に名古屋大、500位内にさらに7校が入りました。

 

全体を見ると、欧米の大学が上位を占め、上位3位までは昨年と変わらず、

1位・英オックスフォード大、2位・英ケンブリッジ大、

3位・米スタンフォード大で、アジアでは中国・清華大が22位(昨年30位)

シンガポール国立大が23位(昨年22位)に入りました。

 

ランキングは、学習環境や論文の引用頻度、教員一人当たりの学生数、

留学生と国内学生の割合など13の指標で評価されています。

 

今後の見通しについてTHEの編集長は、

人口減少や高齢化などの諸問題が

「日本の大学の存続を脅かす可能性がある」と指摘、

さらなる投資などが不可欠だとしています。

 

さて、皆さん、英国分析会社のこの評価結果や

将来の見通しをどう捉えますか。今後の参考にしてください。

 

【世界の大学ランキングの上位校】

 1(1)

オックスフォード大

英国

 2(2)

ケンブリッジ大

英国

 3(3)

スタンフォード大

米国

 4(5)

マサチューセッツ工科大

米国

 5(3)

カリフォルニア工科大

米国

 6(6)

ハーバード大

米国

 7(7)

プリンストン大

米国

 8(12)

エール大

米国

 9(8)

インペリアル・カレッジ・ロンドン

英国

10(9)

シカゴ大

米国

 

【アジアのランキング】

22(30)

清華大

中国

23(22)

シンガポール国立大

シンガポール

31(27)

北京大

中国

36(40)

香港大

香港

42(46)

東京大

日本

65(74)

京都大

日本

 (  )内は昨年の順位。

 読売新聞  朝日新聞  毎日新聞  日本経済新聞 等 参照

ノーベル賞

毎年10月はじめにノーベル賞の受賞者が

発表になります。結果を楽しみにしている

人も少なくないと思います。

日本人の過去の受賞者は合計23人です。

物理学賞9人、化学賞7人、生理・医学賞4人、文学賞2人、平和賞1人です。

 

詳しく見ていくと、

日本では2016年に東京工業大学の大隅良典(おおすみ よしのり)栄誉教授が

ノーベル医学・生理学賞を受賞したのが最後になります。

(ただし、長崎県出身の日系人で、英国籍のイシグロ・カズオさんが

2017年に文学賞を受賞しています。)

 

大隅教授の受賞理由は「細胞内のたんぱく質の分解現象である

オートファジー(自食作用)の仕組みを発見」したというものでしたが、

日本のノーベル賞受賞者を俯瞰してみると、上述したように、

「生理学・医学」、「物理学」、化学」の自然科学分野3賞の人が多く、

これまでに20人が受賞しています。(ただし、アメリカ国籍の南部陽一郎、

中村修二のお二人を加えると22人になります。)

2000年以降は受賞ラッシュで、お二人を含め、17人の方が受賞しています。

 

南部陽一郎、中村修二のお二人も加えて、分かりやすく表に表してみます。

【3賞を年度別に分類します】

NO

年 度

物理学

化 学

医学・生理学

概要(授賞理由)

1949

湯川秀樹

 

 

陽子と中性子を結ぶ中間子の存在を予言

1965

朝永振一郎

 

 

量子電磁力学におけるくりこみ理論

1973

江崎玲於奈

 

 

半導体におけるトンネル効果の発見

1981

 

福井謙一

 

有機化学反応を電子軌道で説明するフロンティア電子理論

1987

 

 

利根川進

免疫反応で多様な抗体を作り出す仕組みの発見

2000

 

白川英樹

 

導電性ポリマーの開発

2001

 

野依良治

 

化学物質の左右の型を作り分ける不斉合成の開発

2002

小柴昌俊

 

 

宇宙ニュートリノ検出への先駆的貢献

2002

 

田中耕一

 

生体高分子の質量を分析する手法の開発

10

2008

南部陽一郎

 

 

自発的対称性の破れの発見

11

益川敏英

 

 

6種類のクォークの存在を予言する小林・益川理論

12

小林誠

 

 

13

 

下村脩

 

緑色蛍光たんぱく質GFPの発見

14

2010

 

鈴木章

 

有機化合物の合成に役立つクロスカップリング反応の研究

15

 

根岸英一

 

16

2012

 

 

山中伸弥

IPS細胞(人工多能性幹細胞)を作製

17

2014

赤崎勇

 

 

青色LEDの開発

18

天野浩

 

 

19

中村修二

 

 

20

2015

 

 

大村智

抗寄生虫薬イベルメクチンのもととなる物質を発見

21

梶田隆章

 

 

ニュートリノ振動の発見

22

2016

 

 

大隅良典

オートファジーの仕組みを発見

 

2016年版の科学技術白書によれば、

自然科学分野でノーベル賞につながる研究業績を上げた年齢は、

20代後半から30代にかけてです。

 

ノーベル賞の理由となった研究をした年から受賞までの年数は

1940~60年代は15~18年程度、

70年代以降は20年以上に延び、

2000年代に入ると25年以上と長くなっています。

 

日本の自然科学3賞受賞者で、

これまで受賞時に最も若かったのは湯川秀樹博士の42歳。

最高齢は南部陽一郎博士の87歳です。

 

受賞者22人のうち、40代が4人、50代が4人、

60代が6人、70代が3人、80代が5人で

平均受賞年齢は64歳になります。

 

自然科学3賞以外に目を向けると、

川端康成(1968年 文学賞)、佐藤栄作(1974年 平和賞)、

大江健三郎(1994年 文学賞)の各氏が受賞しています。

 

今年の発表予定は次の通りです。

10月1日 医学生理学賞

   2日 物理学賞

   3日 化学賞

   5日 平和賞

   8日 経済学賞

 

毎日新聞によれば

今年は、ノーベル平和賞を誰が受賞するのかが

注目とのことです。

 

上に示したように、経済学賞の受賞者は日本人にはまだいません。

ノーベル賞は社会の様々な改善や進歩、成長、成熟に寄与する

とも言えます。皆さんも、こうしたニュースに関心をもつと同時に

刺激を受けて、是非目指して欲しいと思います。

 

 毎日新聞  読売新聞  朝日新聞  日本経済新聞  BBC等 参照


掲示物 地学「地球カレンダー」「スペクトルの観察」

学校に限らず多くの公共の場所には

様々な掲示物が貼ってあります。

校内でも教室内、廊下や掲示板、階段など

生徒に知って欲しい知識や情報が

貼り出されています。

 

 

先日2Fの渡り廊下を見ていると、

地学の授業等で使用したプリントや

課題あるいは提出した表などの

作品を貼り出したものが目にとまりました。

理科の授業内容です。

 

一つが「地球カレンダー」の作品です。

1億年を10cmとして、

地球誕生から現在に至るまでの年表を

作成したものです。

地球誕生46億年とすると、

全体で4m60cmになる大作を作り、

その一部を広げて掲示したものです。

 

もう一つは、「スペクトルの観察」です。

スペクトルは、ご存じのように、光を

プリズムなどの分光器で分解したときに

できる色の帯のことです。

 

プリントにはこう書かれています。

「遠く離れた太陽や恒星をつくっている

元素は何か?これはその星が放射している

光のスペクトルを調べることによって

わかります。

今回地学の授業では、回折格子を利用した

自作の分光器を3時間かけて製作しました。

その分光器を用いていろいろな光を観察し、

スペクトルの種類とその現れ方を学習しました。

  

 

いずれも生徒がかなりの時間をかけて

作った大作です。とても興味深く

見ることができました。

 

皆さんも時にはゆっくりと

掲示物を見てください。

楽しい発見があるかもしれません。

アンケート結果 良好 より良い学校を目指して

以前PTAの理事会についての記事の中でも

触れましたが、1学期末に全校生徒を対象に

アンケートを実施しました。

回収率は約98%でした。

 

アンケートの選択肢は、

・はい(そう思う)

・どちらかといえば、はい(だいたいそう思う)

・どちらかといえば、いいえ(あまり思わない)

・いいえ(全く思わない)

の中から選ぶことになっています。

 

本校は以前も書きましたが、

以前本校に通った生徒の皆さん、保護者の方々、

勤務していた先生方などおかげで、

伝統的に「授業五原則」、「朝読書五原則」、CLEAN THE TABLEなど

普段の基本的なことをしっかり行うことに

力点を置いてきています。

 

その視点から見ると、今回の結果は

かなり良い結果と言えると思います。

 

・「授業の準備をし、チャイム着席ができている」

・「始業・終業の起立・礼がきちんとできている」

・「机上に不要なものを出していない」

・「朝読書にしっかり取り組んでいる」

・「あいさつがしっかりとできている」

・「身だしなみ(頭髪・服装等)がしっかりできている」

・「学校行事」(体育祭・白梅のつどい等)に積極的に参加したり、取り組んだりしている」

・「悩みや不安があった時に、相談する相手がいたり、場所があったりする」

・「本校の授業内容や進度は自分に合っている」

 

上記の項目に関しては、「はい」「どちらかといえば、はい」を

選んだ生徒が、すべて9割を超えるとともに、

ほぼすべての項目で、昨年同期と同等か良い結果となりました。

 

詳しく見ると、

「はい」の回答が大きく伸びた項目は勉強時間に関するものでした。

 

・「定期テスト期間に、授業以外で1日どれくらい学習していますか」の質問に対して

    「3時間以上」、「2時間程度」、「1時間半程度」、「1時間程度」など

    「1時間以上勉強している」を選んだ人が、

昨年度比42ポイントも上昇し、驚くべき結果となりました。

 

同様に

・「通常の日に、授業以外で1日どれくらい学習していますか」の質問に対しても

   「3時間以上」、「2時間程度」、「1時間半程度」、「1時間程度」など

   「1時間以上勉強している」を選んだ人が、昨年度比25ポイント上昇しました。

 

また、次の各質問に「はい」を選んだ生徒が前年比10ポイントを超えました。

具体的には、

・「学校行事」(体育祭・白梅のつどい等)に積極的に参加したり、取り組んだりしている

  の質問に関しては、14ポイント

・「身だしなみ(頭髪・服装等)がしっかりできている」は13ポイント

・「部活動や同好会に積極的に参加したり、取り組んだりしている」は12ポイント

・「携帯電話は電源を切り、カバンの中にしまっている」と

・「あいさつがしっかりとできている」の質問に

  「はい」を選んだ生徒が、それぞれ11ポイント上昇しています。

特に「あいさつ」に関しては、年度当初に、

「あいさつに関しては、県内のすべての高校の中でも一番を目指そう」

と生徒の皆さんに具体的にお願いした項目でしたので、

この良い結果は非常に嬉しく感じました。

 

次の目標としては

・「携帯電話は電源を切り、カバンの中にしまっている」

・「私物はロッカーにしまったり、不要なものは持ち帰ったりするなど、

 整理・整頓ができている」

・「部活動や同好会に積極的に参加したり、取り組んだりしている」

・「先生方の授業の教え方や説明は分かりやすい」

・「全体的に考えて授業内容は理解できている」

・「現在の高校生活に満足している」

・「中学校の時に比べて、本校に入学してから勉強がわかるようになった」

の各項目とも肯定的な回答が8割~9割の間なので、

これを更に良い結果となるように、

取り組んで行ければ良いと感じています。

 

生徒の皆さん、先生方、そして保護者の皆様、関係の皆様方、

いろいろとありがとうございました。

今後ともより良い学校を目指して、気持ちを一つにして
頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。


研究授業 家政科学科2年生

本日、家政科学科2年生のクラスで

研究授業を行いました。「栄養」の授業です。

アクティブラーニングの手法を取り入れた

指導案に基づいて行われました。

 

「栄養と調理」について学ぶ単元で、

「お弁当作りの10箇条」をテーマに

生徒は学習しました。

 

資料は3種類配られました。

Aの資料は「味付け、盛り付け、調理法」に関するもので、

Bは「衛生面」、Cは「栄養」について書かれたものでした。



まず、生徒はグループごとに課題に取り組んでいました。

それぞれの生徒が得た情報を持ち寄り、その意見や考えを

活用して、更に考えを深め、課題に取り組みました。

 

最後にはグループごとに代表の生徒が

話し合った内容等について発表しました。

 

授業や配られた資料を見ていて、

日本料理の「五味五色五法」 ― 五味とは(甘味、辛味、塩味、苦味、酸味)、

五色とは(赤、青、黄、白、黒)及び、五法とは(焼く、煮る、蒸す、揚げる、生)

― による料理方法や、食事として提供する料理の色と

食欲の関係、あるいは衛生面や栄養面に至るまで、

料理の奥深さを感じることができる授業でした。

 

生徒も一生懸命取り組んでいました。

見ている大勢の先生方も感心していました。

自転車マナーアップ講習会

本日、体育館で自転車の安全運転や交通事故の

実情を知ってもらうための自転車に関する

自転車マナーアップ講習会を実施しました。

 

これは、保育科の2年生女子2名が

学校の代表として参加した講習会で学習した内容を、

「平成30年度 高校生の 自転車安全運転推進講習会」という

埼玉県作成の資料に基づいて、

交通安全に対する意識を高めてもらうために実施したものです。

 

 

生徒の皆さんは、文化祭開けでしたが、

全員に配られた資料をよく見ながら、

代表生徒の話を非常によく聞いていました。

 
 

【講習会の内容をいくつか抜粋します】

自転車は車! 軽車両です!!

 

交通事故防止5つの行動」 

    もしかして(危険予測)

    とまる(一時停止)

    みる(安全確認)

    まつ(安全確保)

    たしかめる(再確認)

 当たり前で簡単すぎると思うかもしれませんが、

 交通事故防止の基本中の基本の行動。

 

「自転車安全利用 五則」

  ・自転車は、車道が原則、歩道は例外

  ・車道は左側を通行

  ・歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行

  ・交通ルールを厳守

     二人乗り・並進・夜間無灯火の禁止

     信号遵守と一時停止

     安全確認

  ・子供はヘルメットを着用

「埼玉県道路交通法 施行細則」

  ・自転車を運転しながらの

      携帯電話・スマートフォン使用禁止

 

  ・ヘッドホンやイヤホンを

   使用しての運転禁止

 

「自転車運転者講習制度」 改正道路交通法 平成27年6月1日施行

  ・自転車運転者が危険行為を反復(3年以内に2回以上

     危険行為:信号無視、一時不停止、酒酔い運転等の14の行為

  ・都道府県公安委員会が自転車運転者に講習を受けるように命令

     受講命令に違反した場合5万円以下の罰金

  ・講習の受講

      講習時間:3時間

      講習手数料:6,000円(標準額)

 

交通事故の現状H29年)

 ●埼玉県交通事故死傷者数

   32,199人  うち高校生1,149人(4%)

 ●埼玉県自転車交通事故死傷者数

    7,621人  うち高校生  913人(12%)

 ●高校生の状態別死傷者数

    1,149人  うち自転車  913人(79%)

 ●高校生の自転車乗用中の死傷者 全国ワースト4

   ワースト順位 1位 愛知  2位 静岡  3位 大阪

          4位 埼玉  5位 神奈川

 

○加害者としての責任

  加害の事故を起こしてしまった場合の3つの責任

 ①《刑事上の責任》 

 ②《民事上の責任》

 ③《道義的な責任》

 

○《刑事上の責任》

  法律上の罰則に関する責任で、高校生でももちろん発生します。

  相手を死傷させてしまった場合、重過失致死傷罪過失致死傷罪

  に問われ、懲役、禁固や罰金、科料を科せられることがあります。

 

○《民事上の責任》

  被害者に対する損害賠償の責任で、高校生でも責任の能力があると

 認められているのが最近の傾向です。つまり、この損害賠償の支払いは、

 私たちが就職してからの給料で支払わなければならない、

 ということなのです。また、損害賠償が私たちではなく、私たちの

 保護者に請求があった場合、保護者はその請求に答えなければなりません

  近年、賠償額の金額が大きくなる傾向にあります。

 

○《道義的な責任》

  被害者の方を見舞うなど、誠実な謝罪を行う責任がある、ということです。

 

自転車事故賠償保険

  埼玉県では、平成30年4月1日から加入が義務化されました。

 

○責任の実際の例

 ・賠償金額 9,266万円

   男子高校生が昼間、自転車横断帯のかなり手前の歩道から車道を

   斜めに横断し、対向車線を自転車で直進してきた男性会社員

  (24歳)を衝突。男性会社員に重大な障害(言語機能の喪失等)

   が残った。

 ・賠償金額 6,192万円

   男子高校生が早朝、信号機のある交差点で、信号を無視して

   横断中、左方から来た62歳男性運転のバイクと衝突。

   バイク運転の男性が死亡した。

 ・賠償金額 5,000万円

   女子高校生が、夜間携帯電話を操作しながら無灯火で走行中、

   前方を歩行中の57歳女性と衝突。

   女性には重大な障害(手足のしびれ、歩行困難)が残った。

 

 数年前の事例をもとに考えてみましょう。

 2013年 兵庫県神戸市で、小学生が起こしてしまった自転車事故です。

 被害者が植物状態になり、 約9500万円の損害賠償の支払いを

求めるという内容でした。

 

○仮に上記と同様の事故があった場合

 高卒者の年収が約250万円位だと仮定した場合、計算すると、約38年、

つまり、高校生60歳近くになるまで、被害者に慰謝料を

払い続けなければならない、ことになります。

 

慰謝料を払う高校生もつらいですが、

 それよりももっとつらいのは、被害者家族です。

38年もの間の遺族の悲しみは、

 いったいどうすればよいのでしょうか…。

 お金をどんなに積んでも、亡くなった方は帰ってきませんし、

 心の傷が癒えることはありません。考えるだけでつらいです。

○この返済等ができない場合には、家族が全額を

 払わなければなりません。

 家族に、金銭的にも、精神的にも相当な負担をかけることに

 なってしまいます。

事故の責任をとる、ということは、このように、

 本当に大変なことなのです。

 

○また、このほかに、事故をできるだけ速やかに解決する責任として、

 ①119番へ通報し、被害者の方を救護してください。

  その場から立ち去ると「ひき逃げ」となってしまいます。

 ②警察に通報してください。誠実な態度は欠かせません。

 

○また、自転車を改造して乗っている人は、すぐに直しましょう。

 事故の原因にもなりますし、万が一事故があった場合には、

 さらに責任が問われ、重い処罰などが課せられる可能性があります。

 

お互いに交通事故にあわない、おこさないためにも、

余裕をもって思いやりの心で、公共の道路を利用しましょう。

 

全校生徒の前で、発表してくれた2人の生徒には、本当に感謝です。

お疲れ様でした。

文化祭 2日目 一般公開

文化祭初日の昨日と比べると

大変よい天気に恵まれました。

大変朝早く登校し、

準備する生徒がたくさんいます。

 

昨年度までは、金曜日と土曜日の

開催でしたが、

今年は、土曜日、日曜日の開催にしました。

 

天気が良かった影響もあるとは思いますが、

日曜日開催のため来場者が非常に多かった

という声をたくさん聞きました。

ありがたいことです。

 

管理棟2Fでは、PTAの文化委員会、

教育後援会、同窓会の方々による

種類豊富な恒例のバザー。

また、7月に行ったPTA研修旅行の祭に

体験学習で製作した作品も展示しました。

更に、好評のカフェでは、バラエティに富んだ軽食

や飲み物を用意してくれました。

ご協力に心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

生徒も先生方も、わざわざ来てくださった方々に

満足して頂こうと、朝から走り回っていました。

 

ご来場くださった皆様方、本校の充実した

教育活動の様子や落ち着いた雰囲気の中にも、

生徒の学校生活に対する意欲を感じて頂けたとするならば

大変ありがたく感じています。

「生徒が頑張っていますね」、「子どもたちが一生懸命ですね」、

「先生方が熱心ですね」などの多くのお褒めの言葉を頂きました。

 

生徒の皆さん、先生方、お疲れ様でした。

素晴らしい文化祭だったと思います。

 

  一部写真で様子を紹介します。

 
        入場の様子       10時過ぎ入場に並ぶ様子です

 
 「こどものくに」に並ぶ様子  大変お待たせしました

 
 調理部 クッキーに並ぶ様子        お茶会


  わたあめ を作っています      華道部 お花の展覧会

 
家庭クラブ ホームプロジェクト優秀作品  家政科学科作品

 
 折り紙教室 トトロの作り方など       書道部

 
  硬筆展覧会 出品作品など      「縁日」に並ぶ人たち

 
   沖縄新聞を見てます    「こどものくに」を待つ間、生徒が
                小さい子供たちに手遊びをしてくれました
             
 
   PTAバザー            PTAカフェ

 
    PTAカフェ           演劇部

 
  視聴覚室で演劇部 上演       

文化祭 校内祭

文化祭の校内祭を行いました。

待ちに待った文化祭です。

天気はあいにくの雨でしたが、校内は

生徒の熱気でかなり盛り上がっていました。

 

保育科3年の「こどものくに」と

家政科学科3年の「ファッションショー」は

1年近い年月をかけて準備していますので、

後ほど別の機会にお話しするとして、

それ以外のオープニング等の様子について簡単に紹介します。

 

【オープニング】

○吹奏楽部

○校長挨拶

○生徒会長挨拶

○文化祭実行委員長挨拶

○2年1組『魔法にかけられちゃった!?』

 あることから魔法にかけられてしまった小人を元に戻すために魔女から出された試練とは…?

 小人は無事に魔法から解かれることはできるのか!!

○生徒会企画「ベストカップルコンテスト」

○ダンス同好会

   ダンス同好会の3年生で全7曲踊ります。

 

明日は一般公開です。良い天気になると幸いです。

多くの方のご来場をお待ちしております。

 

参考までに様子がわかるように一部写真を掲載します。

 
                吹奏楽部 演奏        オープニング 挨拶

 
       2年1組『魔法にかけられちゃった!?』

 
      2年1組『魔法にかけられちゃった!?』

 
  2年1組  保育科       ベストカップルコンテスト

 
      ダンス             ダンス

 
     ダンス            調理部 クッキー

 
3-5 SUPER DAGASHI SISTERS         3-3ウォーリーを探せ!!

 
   2年修学旅行委員会 なんくるないさぁ シーサー

  
        2年修学旅行委員会 沖縄新聞

 
2-2 おいでよ、あつこの森   2-3Fruit  Rabbit  ~cafe~

 

 
 2-5 PIZZA  PLANET       1-4 Pink Cafe
 
 
    1-5 アンパンマン カフェ   1-3 百鬼夜行

 

 

 
   茶道部 お茶会

 
     PTA、文化委員会、教育後援会、同窓会

 

        わくわくバザー&ひだまりカフェ

ファッションショー間近

家政科学科3年生の生徒2名が

「ファッションショー」の案内の冊子を持ってきてくれました。

土曜日の校内祭と日曜日の一般公開のときと

2度ステージ発表をする予定です。

 

表と裏の表紙を除き10ページからなる冊子で

構成されています。

手書きのデザイン画がカラーで刷られています。

こちらも、前回の保育科同様、当日までは

秘密で作業を進めていますので、

冊子の内側の「アート」的な絵をお見せできませんが、

生徒の「ファッションショー」にかける想いが

伝わってくる素晴らしい出来映えです。

 

最後の2ページは

「お世話になった方々への感謝の気持ち」を

表すべく、指導して頂いた方々、

協力してくれた方々の名前が紹介されています。

 

 

まずは外部講師の専門の先生方です。

スペシャリスト 着付け・袴制作の先生

ウォーキングの指導の先生

 

担任、副担任の先生

マルチメディアの先生

 

協力してくださった団体

バレーボール部

バドミントン部

チアダンス部

バスケットボール部

卓球部

ダンス同好会

 

そして

体育の先生方

 

ご指導、ご協力して頂いた皆様方、

本当にありがとうございました。

家政科学科の生徒は担任や学科の先生方の指導の下、

昨年度の2学期から約1年をかけて準備してきています。

 

そうしたひたむきな姿勢が多くの方々の協力に

結びついているのだと感じました。

物事を成し遂げるには多くの方々の共感・理解や協力が必ず必要で、

生徒の皆さんがそのことを理解し、感謝していることに、

この冊子を見て知ることができ、とても嬉しい気持ちになりました。

 

あとわずかで本番です。焦らず、平常心で、

ベストなパフォーマンスができることを祈っています。

皆様方も暖かいまなざしで応援して頂ければと思います。

【補足】
   写真は文化祭実施後に掲載しました。
      パンフレットの表紙の写真と、
      実際に製作した衣装の一部の写真です。