校長室だより

2020年11月の記事一覧

◆ホームプロジェクト発表会(1年生)~ 「課題解決学習」に期待すること ~

   11月19日(木)5・6時間目に、1年生の「ホームプロジェクト発表会」が格技場にて行われました。「家庭総合」を学びながら、各自が自分の生活そのものを見つめ直し、課題を発見し、解決のために計画し、実施し、改善を図るという「実践的な学びの発表の場」です。その時の講評について、下記に掲載します。

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 今年はコロナ禍ということもあり、新しい生活(くらし)様式という言葉もいろいろな場面で聞かれます。Stay Homeで『おうち時間』も増えた時期もあり、生活を見つめ直す機会も増えたのではないでしょうか…? 

 今日はホームプロジェクト発表会ということで、生活の中の課題について皆さんがどんな視点で、どう工夫改善しているか、とても興味深く聞かせていただきました・・・。 <(略)個々の講評>   

◆さて、皆さんは、「家庭科」好きですか ? みなさんが「家庭科が好き、大好きだ」と思えたら、まず、自分の生活そのものを楽しもう、より向上させようとする『アンテナ』が自然に高くなっていると思います。

 好きなこと  =  大切に思える =  興味関心:高  =  情報量:多 = 向上させるチャンスに恵まれるという、いい連鎖!!……つまり、好きなことが、 『生活のスパイラルアップ』 につながってくるのです。

◆家庭科の学習は、衣食住に関する知識技術のほか、保育や消費生活・環境・福祉といった幅広い分野を学びます。知識を身に付けることはもちろん大切ですが、こうした学習を実際の生活に結びつけて行うホームプロジェクトという『課題解決学習』は、課題解決能力はもちろん、他者との関わりやコミュニケーション能力、周囲の人を気遣い思いやる心や感謝の心など「力」や「心」を育む大切な学習活動 でもあります・・・。さらに、学校家庭クラブ活動は、学んだことを生かして、学校のクラブ員全体で取り組む家庭科の学びの集大成であるのです。

      ★ 創意工夫・愛情・思いやり・つながり・よろこび・生きる…家庭科のキーワードです…。

◆今日は、皆さんが家庭生活や地域生活に課題をもって取り組んでいる発表から、改めて家庭科を学ぶ意義を感じました。自分自身の生活はもちろん、地域社会と連携を図りながら、主体的に課題解決型の学習に取り組んでいくことが、『これからの社会を創る皆さん』に必要な力をつけることにつながるとしみじみと感じました…。

◆ぜひ、本日の友だちの発表も参考にしながら、 よりよい家庭・地域社会を創造していっていただきたいと思います。

    身近なところから 一つ一つ コツコツと・・・よりよい社会に変えていきましょう♪

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 私の講評中も、しっかりとこちらを見て明るい表情でよく話を聞いてくれていました。

 素直に、前向きに頑張れることが、皆さんの『生きる力』になりますよ・・・応援しています!