校長室だより

2024年3月の記事一覧

第59回卒業証書授与式

 3月13日(水)、本校の第59回卒業証書授与式が挙行されました。

 厳粛ながらも、本校らしい式となりました。

 改めて卒業生にお祝いを申し上げるとともに、ご臨席を賜りました保護者の皆様にもお祝いと御礼を申し上げます。

 式辞を参考までに掲載いたします。

 式辞

 春の兆しが日に日に強く感じられるようになってきた今日の佳き日、本校PTA会長をはじめ、多くの保護者の皆様にご臨席を賜り、こうして「埼玉県立鴻巣女子高等学校 第五十九回卒業証書授与式」を挙行できますことは、本校関係者にとりましても、大きな喜びでございます。ご臨席を賜りました皆様に、厚く御礼申し上げます。

 本校第五十九回卒業となる百三十四名の卒業生の皆さん、卒業誠におめでとうございます。

 卒業生の皆さんの高校時代を振り返ると、新型コロナウイルス感染症によりマスク着用で制限のある高校生活に始まり、楽しい高校生活が送れるのか心配であったと思います。幸い、二年時には学校行事も計画どおりに実施でき、沖縄への修学旅行にも行けました。徐々に制限が緩和され、三年時は入学した当初よりは充実した高校生活を送れたのではないかと推察いたします。

 一方で、今年初めの石川県の能登半島地震では、大きな被害を受け、いまでも避難生活を余儀なくされている方に、この場をお借りしてお見舞い申し上げます。報道によると、中学生が集団避難するなど、普段の生活が一変してしまい、三学期を無事に過ごせたのか心配でなりません。この後の新学期も無事に迎えられることをお祈り申し上げます。

  さて、本校は開校以来、自立した女性の育成を目標に掲げ、社会で活躍できる人材の育成を目指して取り組んでいます。昭和四十一年の開校当初は、昭和の古い考え方が色濃く残っているころで、女性は家庭という風潮がまだ強かったころではないでしょうか。いまでこそ、男女平等や男女共同参画という考え方は社会に浸透し、いろいろな場面で男性と同様に女性が活躍できるようになりました。現在では、少子高齢化社会に突入し、働き手の人材不足の懸念があります。ぜひ、卒業生の皆さんのお力も発揮していただければと思います。

  海外の事例を一つ紹介します。埼玉県では、ジグソー法という協調学習のやり方で主体性を育む学習指導を行っています。卒業生の皆さんも、その勉強方法を授業の中で経験したこともあるかと思います。その学習指導の手法を県の教育委員会がフィリピンの学校にも紹介をするということで、私は、県立総合教育センターに勤めていた平成三十年にその使命を受けフィリピンの学校を訪問する機会をもらいました。訪問した際には、学校以外にも日本でいう文部科学省にも訪問しました。お会いしたフィリピンの文部科学省の副大臣をはじめ職員の七割は女性で、また訪問したどの学校の先生方も七割は女性でした。決して男性が働いていない訳ではなく、女性も社会に貢献するという意識を強く持っているお国柄でした。

  一方で日本ではというと、先ほど、いまでこそ男女平等や男女共同参画は社会に浸透しと申しましたが、まだまだ不十分であると異議を唱えている人もいます。女性学、いまはジェンダー研究というようですが、その研究者である東京大学名誉教授の上野千鶴子先生です。上野先生が、平成三十一年度の東京大学の入学式の式辞の中で、男女で能力的な差はないにもかかわらず、大学進学などでまだまだ男女に隔たりがあること、社会にでれば、もっとあからさまな性差別が横行していることなどを述べています。 それを裏付けるような記事が先週の三月六日に朝日新聞が配信した記事にありました。「男性=仕事」、「女性=家庭」というアンコンシャス・デバイスすなわち「無意識の偏見」を強く持っているかの調査の記事でした。のべ十万人の調査で、そのうち男性の三十%、女性の三十七%が強い偏見を持っている結果だったようです。無意識の偏見は、幼いころから親や周りの人の振る舞いなどを見たりして、知らず知らずのうちに心に刻まれ、本人はそれが差別だと気づかず、態度や行動に現れることがあるようです。

  このような状況から、もしかすると、卒業生の皆さんも社会で働くようになった際に、嫌な思いをされることもあるかもしれません。日本もまだまだこれからです。上野千鶴子先生の言葉をお借りして、「古い価値観に縛られることなく、未知を求めよ」を卒業にあたっての贈る言葉といたします。

  保護者の皆様におかれましては、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。

 本校入学時と比べて心身ともに立派に成長した卒業生の皆さんの姿を、職員一同とても頼もしく思っております。この卒業を機に、さらなる大人としての成長を遂げてくれるものと期待をしております。お子様の在学中、本校教育活動への格別のご支援とご協力をいただきましたことに、改めて衷心より感謝申し上げます。

 本当にありがとうございました。

  結びに、第五十九回卒業生の皆さんが、先行き不透明な社会に向かって果敢にチャレンジして、素晴らしい人生を歩むことを心から祈念申し上げ、式辞といたします。

  令和六年三月十三日

    埼玉県立鴻巣女子高等学校長 小川 剛

くらべてみるゲーム(普通科)

 学年末考査も終わり、テスト返却等の特別時間割となっています。

 本日(11日)、1年普通科の生物基礎、2年普通科の化学基礎では、カードゲームの「くらべてみるゲーム」を行いました。これは、「NHK カガクノミカタ くらべてみるゲーム」を本校の理科の実習教員が手に入れ、本校用にアレンジしたものを行っていました。

 オリジナルでは、動物X役が他の人には何の動物かはわからないように動物カードを選びます。Xと比較する動物を具体に1つあげといて、具体な動物と比較する質問を投げかけ、動物Xは何かを当てるゲームです。

 これを、動物以外にも植物などにもカードを増やし、その分、質問カードも増やしています。比較する質問カードには、「脊椎動物ですか?」とか「ペットとして飼いたいですか?」などで、質問を重ねXに迫るものです。

 一巡してやってみると、生徒は要領を得て、動物X役を交代して取り組んでいました。

 

 

 

じゃがいも植え

 3月7日(木)に、2年1組の保育科では、じゃがいも植えを行いました。

 旧付属幼稚園の花壇に、業務さんに指導してもらい、じゃがいもを植えました。

 保育園や幼稚園では、芋ほり体験を行うところが多くあります。ゆくゆく保育園や幼稚園に勤めたときに、芋を植えることや収穫の経験があったほうが良いと考え、本校の生徒にも経験させています。最近の生徒は、土をいじったことがない生徒が多いです。